top of page

「食文化の出島」でもあった築地

  • 執筆者の写真: admin
    admin
  • 2018年2月7日
  • 読了時間: 1分

築地に関する研究会で歴史研究家の三石晃生氏からお話を伺いました。

勝海舟や福沢諭吉など親交があったウイリアム・ホイットニーなどが拠点とする「築地居留地」の流れから、慶応大学の発祥地であると共に青山学院大学や立教大学などミッション系の学校の発祥の地でもあったこと。

日本最初の近代ホテルである「築地ホテル館」とその後の「築地精養軒」が、日本の洋食の源流となっていったこと。

海軍大学校御用達の美食の殿堂になっていったことなど。

これまでの「築地=サカナ」だけではなく、帝都東京における「食文化の出島」でもあったという由緒を御披露いただきました。

さらに別のプレゼンターからは日本の発酵・醸造文化をシェフや食評論家だけでなく、テクノロジーやアートなどの異分野スキルで磨き上げることにより、食のシリコンバレー化も可能ではないかという意見も飛び出し、非常に刺激的な研究会になりました。

これまでの研究会でのインサイトを踏まえてこれから提言書にまとめていきます。

 
 
 

最新記事

すべて表示
方策2:共体験アーカイブ&データ還元 共体験デザイン ⑦

【内容】 第1章 共体験アーカイブ & データ還元の基本発想 第2章 共体験アーカイブの具体的要素 第3章 効果測定と都市開発への意義   第1章 共体験アーカイブ & データ還元の基本発想 都市は単なる建築物や交通の集積ではなく、人々が日常やイベントを通じて共に体験し、その記憶を積み重ねていく舞台です。 近年の都市開発では、この「共体験」をどのように記録し、再提示していくかが重要なテーマとなって

 
 
 
方策1:共体験広場 共体験デザイン ⑥

【内容】 第1章 共体験広場プログラム化の基本発想 第2章 共体験広場の具体的なデザイン要素 第3章 効果測定と広場の価値創出   第1章 共体験広場プログラム化の基本発想 これまで広場や駅前空間、商業施設の共用部は「人が集まる場所」として位置づけられてきました。しかし近年の都市開発においては、単なる集客空間ではなく「人が共に過ごし、体験を分かち合う場」への転換が求められています。 言い換えれば、

 
 
 
基本方針 共体験デザイン ⑤

【内容】 第1章 「共体験デザイン」の視点 第2章 「共体験デザイン」の基本方針 第3章 「共体験デザイン」の具体化方策     第1章 「共体験デザイン」の視点 都市開発において「共体験」を軸にした計画を進めるためには、空間・社会・時間・経済という四つの視点から捉えることが重要です。 ⑴空間の視点 都市の価値は「建物」そのものではなく、「建物と建物の間に生まれる生活」に宿ります。ベンチや段差、可

 
 
 

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。

Copyright © FIACS, All Rights Reserved.

bottom of page