top of page

都市づくりにおける企業コラボの可能性と課題

  • 2017年4月3日
  • 読了時間: 2分

FIACSの設立意図の一つは、企業が単独ではなかなか進まないイノベーションを他社と協働することで推進できないか?という狙いがあります。

複合都市開発をディベロッパーと設計事務所、ゼネコンなど建設系の人間ばかりで進めることの限界を皆さん感じでいるようです。

あるコラボプロジェクトで都市内モビリティに関して自動運転を前提に考えると、単なる移動支援ではなく「自分好みのヒト、コト、ミセ」との出会いを支援するツールになるのではないかというインサイトを得る事ができました。

このように非建設系のメーカーやコンテンツ企業とのコラボレーションは非常に有意義な部分があるのですが、一方で業界の文化が異なるため事業化スタンスや用語、言語そのものが違い、お互いの意思の疎通を図るために非常に苦労します。

さらには企業同士がコラボを始めるには「そもそも何故その会社とコラボしなければいけないのか?」などの社内調整の手間も大変ですし、何よりの日常業務で忙しいのに「その上さらにコラボ業務を推進していく」ことに非常な抵抗があるようです。私たちに求められるのはこのような「意義付け」「論点すり合わせ」「手間省き」「成果見える化」などによるコラボレーションの推進です。

お互いに大企業で有れば有るほどそれぞれ腰が引けてしまうので、間に大きな溝ができてしまいます。

私たちは「善意の第三者」としてお互いの領域に踏み込んで、論点と意欲とを引き出して噛み合わせていく「連結ギア」の役割が一番大きいのかも知れません。

何れにしても日々の試行錯誤の中で可能性を課題とを実感しています。

 
 
 

最新記事

すべて表示
文脈の重要性 メタディベロップメント 04

【内容】 第1章 都市の価値は「場所の文脈」によって決まる 第2章 文脈は「テーマコミュニティ」を通じて価値に転換される 第3章 文脈を「育て、編集する」ことが次世代の都市開発の役割     第1章 都市の価値は「場所の文脈」によって決まる 前項での認識にくわえて私たち検討では、都市や施設の価値は、立地条件や規模、機能の充実度だけで決まるものではないという認識から議論が始まりました。 むしろ、その

 
 
 
コンテンツの拡張可能性 メタバリュー・ディベロップメント 03

【内容】 第1章 コンテンツを起点に価値を拡張できる可能性 第2章 XRやデジタルは「コンテンツを拡張する装置」である 第3章 コンテンツの拡張が多元価値(メタバリュー)創出の第一段階     第1章 コンテンツを起点に価値を拡張できる可能性 私たち検討は、都市開発において価値創出の出発点となるのは、立地や規模ではなく、核となるコンテンツの存在であるという認識から議論が始まりました。 明確なテーマ

 
 
 
都市開発の周辺動向と認識 メタ・ディベロップメント 02

【内容】 第1章 市場が縮小する中で、都市開発は「売上依存」から抜け出す必要あり 第2章 コストが上がる時代には、一つの空間で複数の価値を生む発想が不可欠 第3章 多元価値(メタバリュー)研究の重要性     第1章 市場が縮小する中で、都市開発は「売上依存」から抜け出す必要あり 現在の都市開発を取り巻く最大の変化は、市場そのものが縮小局面に入っていることです。 人口減少により来街者の絶対数は減少

 
 
 

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。

Copyright © FIACS, All Rights Reserved.

bottom of page