top of page
検索

視点シフトの必要性

先日 西村祐也さんが主催する「ミラツク・フォーラム」に参加しました。


研究者や企業のR&D担当者200人近くが年に一度集うフォーラムです。

様々な未来テーマについて語り合うのですが印象的だったのは「頭での思考だけでは、偏向と歪曲を増幅してしまう」という指摘でした。

トラウマの大部分も思考の迷走に起因するため、それを解消するには「言語化や身体性への物理的還元」が有効ということでした。

幼い頃の原風景から立ち昇る未知への恐怖の夢は、大人になって原風景の舞台を再訪することで解放されるそうです。

さらに目に見えるものだけでの GDPや偏差値などに立脚した「一元的なダメ出し評価社会」ではなく「自分を含めたコンスタレーションとしての世界観」の重要性が説かれていました。

そんな視点に立った時に初めて【みんな見えている世界が違うという現実認識を踏まえた関係構築】が可能になってくるのでしょう。

難しいけれど非常に刺激的なフォーラムでした。

最新記事

すべて表示

インプット方策 共創から競創へ ⑥

【内容】 街の魅力の「磨き上げ」 磨き上げのための【(1/100)の3乗戦略】 「場所性」×「体験性」×「演出」で磨き上げる 1.街の魅力の「磨き上げ」の必要性 これまでの考察から、まちづくりのゴールは、「サードプレイスとしての魅力化」だと考えます。 街づくりとは、住む人が多い街ではなく、働く人が多い街でもなく、「わざわざ繰り返し街を訪れる人(=街のファン)が多い街【サードプレイス・タウン】づくり

エリマネの可能性と課題 共創から競創へ ⑤

【内容】 まちづくりとエリアマネジメント エリアマネジメントの課題 エリアマネジメントの進化の必要性 1.まちづくりとエリアマネジメント 2000年頃から街の活性化の切り札としてエリアマネジメント(以下エリマネ)という考え方が積極的に導入されるようになりました。 国交省の「エリアマネジメントのすすめ」によると、「地域における良好な環境や地域の価値を維持・向上させるための、住民・事業主・地権者などに

まちづくりとコミュニティ 共創から競創へ ④

【内容】 まちづくりと同義語 コミュニティ参画のメリット まちづくりのゴール 1.まちづくりと同義語 先述したように、日本においては政府報告書「コミュニティ:生活の場における人間性の回復(1969)」において「村落共同体ではなく、新しい地域をまとめるための概念としてのコミュニティ」が記載されることにはじまります。 同じ頃にひらがなの「まちづくり」も提唱されはじめます。 日本屈指の地域政策プランナー

bottom of page