top of page

羽藤教授との対話

  • 2017年4月10日
  • 読了時間: 2分

先日 東大工学部の羽藤教授にお話を伺う機会がありました。

中国の都市計画コンペにも参加される気鋭の都市計画家です。

気さくな感じでお話いただいたのはグーグルやアマゾンにない魅力を備えなければいけないリアルな都市には、ツルピカだけではなくベネチアのように建設主の矜持の蓄積が作り出す歴史性や文化性などの「磁性を纏う」ことが必要だと言うことでした。

都市としての磁性というようなスケール感のあるコンテンツのお話を、都市計画系の先生から伺ったのは本当に久しぶりで非常に新鮮でした。

また意図的に短期間で磁性を纏う仕掛けとして、ビエンナーレなどの連続したアートイベントなどの有効性についても指摘いただき、ハード思考だけではない羽藤先生の見識の広さにも感銘を受けました。

一方で東京のこれからの都市開発を考えるとき、考えたくはないけれど首都直下地震への対応を想定し、可能な限りの海路アクセスの確保などが防災面でグローバル企業誘致の優位ポイントになるというベーシックな視点もお持ちでした。

「中国では5000万人程度の経済圏の核になるような800万人都市が20程度あって、各首長がトップとしてそれぞれが都市政策の手腕を競い合って中央に乗り出していく仕組みになっている。

そのトップに対する都市計画の提案は、ハード、ソフトそしてマネジメント的な側面も含めて包括的に語れなければいけない」と仰っていました。

ぜひ一度FIACSの会議にお呼びしたいと思いました。非常に興奮する刺激的な時間でした。

 
 
 

最新記事

すべて表示
今なぜ ご近所資本主義なのか? ご近所資本主義 ①

【内容】 第1章 画一化する都市と地域経済の空洞化という課題 第2章 「よき商い」と関係性が支えるご近所資本主義 第3章 多様性とレジリエンスを生む新しい資本のかたち   知人の小野裕之さんたちが「BUY LOCAL」という活動を展開し始めました。 鉄道会社の方など様々な人たちを紹介しながら、彼らが提唱する「ご近所資本主義」について勉強させていただきました。 本シリーズでは、次世代の地域活性化策と

 
 
 
都市の未来 マインド・メイキング ⑩ -共感と持続性を生む都市の新しいかたち-

【内容】 第1章 「建てる」から「意味をつくる」都市開発へ 第2章 共感を軸にした新しい経済モデル 第3章 「共感でつながる都市」がもたらす未来     第1章 「建てる」から「意味をつくる」都市開発へ これまでの都市開発は、土地の有効活用や機能配置、商業性の最適化など、目に見える成果を中心に進められてきました。 しかし成熟社会では、人々の評価軸が大きく変化しています。 利便性や効率性だけでは選ば

 
 
 
事業価値 マインド・メイキング ⑨ -「共感」を経済のエンジンに変える都市開発モデル-

【内容】 第1章 共感を中心に据えた新しい経済構造へ 第2章 3つの収益ドライバー:会員・推し活・ブランド価値 第3章 共感が循環する持続型都市経済モデルへ   第1章 共感を中心に据えた新しい経済構造へ これまでの都市開発は、テナント収益や物販売上など、従来型の商業収益を基盤としてきました。しかし、成熟社会において人々の消費行動は大きく変化しています。 物やサービスを「便利だから」「安いから」で

 
 
 

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。

Copyright © FIACS, All Rights Reserved.

bottom of page