top of page

日本酒学センターの可能性

  • 2018年10月12日
  • 読了時間: 2分

更新日:2018年10月12日

先日 新潟大学 日本酒学センターの岸先生にお話を伺う機会がありました。新潟は言わずと知れた「日本酒王国」で、蔵元数は日本一を誇ります。その新潟に新たに誕生した日本酒学センターは非常に注目を集めています。千葉先生は経済学が専門で従来型の「作り手」に偏りがちな視点に対して「どのように付加価値を高めていけるのか?ブランディング可能な商流こそが重要だ」という非常に新鮮な視点をお持ちです。先生から紹介のあった「ボルドーのワインミュージアム」は14000㎡に及ぶ規模で「世界のワイン文明を体感できるテーマパーク」を標榜している施設で、ワインに関する文化、歴史はもちろん大人だけでなく子どもも五感で楽しめる構成になっています。日本の酒蔵資料館の多くが酒の製造過程の紹介に留まっているのと好対照といえます。以前デービット・アトキンソンさんが著書で「日本の文化資源は規模や派手さに欠けるため、その魅力や奥行きを外国人客に伝えるには、いっそう丁寧にプレゼンテーションが必要だ」と指摘していたことと重なります。「作り手視点」の発信ではなく、「受け手視点」のコミュニケーションが不可欠なのです。そのような視点をお持ちの千葉先生が参画されている「日本酒学センター」は、非常に期待できると実感した時間でした。

 
 
 

最新記事

すべて表示
第2章 成熟社会は「意味」を求める時代になる 情感資本によるしなやかな社会づくり ②

【内容】 1.人は「意味」があるから生きていける 2.文化は人生に意味を与えてきました 3.成熟社会には、新しい生活規範が必要になります 1.人は「意味」があるから生きていける 私たちは、不安や悩みをできるだけなくしたいと思っています。 病気になりたくない。 失敗したくない。 孤独になりたくない。 もちろん、それは自然な気持ちです。 しかし、本当に人は「不安そのもの」に苦しんでいるのでしょ

 
 
 
第1章 効率社会の成功と限界 情感資本によるしなやかな社会づくり ①

【内容】 1.効率は私たちの社会を豊かにしました 2.しかし、豊かさは幸福にはつながりませんでした 3.成熟社会には、新しい豊かさが必要になります 1.効率は私たちの社会を豊かにしました この百年ほどの間に、私たちの暮らしは驚くほど豊かになりました。 蛇口をひねれば安全な水が出ます。電車はほぼ時間どおりに走り、スーパーへ行けば季節を問わず様々な食材が並んでいます。スマートフォン一つあれば、

 
 
 
街づくりの未来 非デベ街づくり ⑩

【内容】 ⒈ 次世代の街づくりにおける構造転換と4者の役割 ⒉ 4者連携による効用と価値の重なり ⒊ 本質としての「関係設計」と今後の方向性 ⒈ 次世代の街づくりにおける構造転換と4者の役割 次世代の街づくりは、従来のディベロッパー中心モデルから、ディベロッパー・非ディベロッパー・生活者・行政の4者による共創型へと転換しています。 これまでの都市開発は、空間供給と賃料回収を軸とした単線的な構造

 
 
 

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。

Copyright © FIACS, All Rights Reserved.

bottom of page