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方策2 ビジネス・コリビング コリビング ⑦

  • 2025年3月26日
  • 読了時間: 3分

【内容】

  1. ビジネス・コリビングの可能性

  2. ビジネス・コリビングの設え

  3. 「地域との接点」としてのコリビング



1.ビジネス・コリビングの可能性

国内のフリーランス人口は1577万人(ランサーズ 新フリーランス実態調査2021-2022版)に達し、その割合は16.7%から22.8%へと増加しています。

実に「4人に1人がフリーランス」という状況です。

そして近年 注目を集めるのが、デジタル分野を中心とした「ノマドワーカー」です。

デジタルノマド人口は、世界全体で2022年時点で3500万人(A Brother Abroad調査)あり、2035年には10億人(国連開発計画にも引用されたNomad List)に成長すると予想されています。

日本政府も2024年4月にデジタルノマド・ビザに関わる法改正を施行し、この動向に対応しだしています。

さらにイノベーションのジレンマを提唱したクリステンセン教授は、「大企業におけるイノベーションの難しさ」を指摘し、その処方箋として「既存の組織からスピンアウトし、小市場でも成立する独立組織を作る」ことを提案していますから、今後は企業においても「非・会社オフィス」の増加は必然といえます。

この様な動向を踏まえた提案が、ビジネス環境を重視した「ビジネス・コリビング」です。


2.ビジネス・コリビングの設え

コリビングは元々シェアハウスとコワーキングスペースとを一体化した居住形態と定義されていましたから、「働く機能」を重視していました。

さらに、より高い水準の情報創造業務への対応を想定すると、個室でも出来るソロワークだけでなく、幅広い知見の人たちとの「対話」が重要になってきます。

自分の考えを巡らせた上で、対等な立場で他者の考えを重ね合わせて、思考を前進させる「対話」を生むには、情報セキュリティを担保する「プロジェクトルーム」と併存して、下記のような「心理的安心感」を育む環境が有効です。

  1. まず寛ぎのある空間の共有感が必要です。四角いテーブルを挟んで議論を戦わせる対面形式ではなく、暖炉やホワイトボードなどを中心に囲むようなラウンド形式による一体感が有効だと考えます。

  2. 次に無機質な空間では無く、書籍やアートなど適度な「ノイズ」が作り出すカジュアルな環境づくりも有効です。

  3. さらに趣味のコレクションやオモチャ、或いは食べ物や飲み物など「行動のトリガー」を仕込むことも有効です。特に食べ物や飲み物による嗅覚や味覚の刺激は非常に効果的だと考えます。

これらのハード環境に加えて、交流を仕組むための「ソフトマネジメント」が重要になってきます。

表面的な交流会やプレゼン大会ではなく、継続的な共同作業を通して認識を共有しながら、本質的な交流・コラボレーションを促すことが重要ではないでしょうか。


3.「地域との接点」としてのコリビング

地域の課題解決を通じて、働き甲斐を実感しビジネス創造していくことは、コリビングの価値向上につながるのですが、どんなコリビングでも地域が受け入れてくれる訳ではありません。

鉄道会社など地域との連携力のある企業が、受け皿となるコリビングが有効に機能すると考えます。

鉄道会社を中心に、複数企業の人たちが共同で、「地域との共創を実践していく拠点」としてコリビングを運営していくのです。

「地域との共創を実践していく拠点」としてのコリビングを運営していくことで、、街に関われる立場づくりか可能になります。

  1. 共創拠点ですから、街に関して調べるために、街を歩き回り、調査・ヒヤリング・発表する事が可能です。

  2. 共創拠点ですから、様々な活動が実験・トライアル名目で、認められる可能性があります。

  3. 共創拠点ですから、行政や地元企業から、色々な相談事が舞い込むかもしれません。


このような活動を通じて「地域の人・コト・街との関係の強化」が図れるのではないでしょうか。

 
 
 

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