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ワークショップの思考拡張 ベクトル・メイク ⑦

  • 2025年1月6日
  • 読了時間: 3分

【内容】

  1. 外部ブレーンMIX

  2. 体系的なポジショニングとゴール設定

  3. 戦略的な未来フレーム

 

 

ワークショップの醍醐味は、単なる合意形成ではなく、普段一人では思いつかないアイディアが捻出できる事にあります。

適切なファシリテーションによって、「前向きな場」が形成されると、時間と共に一種の熱気を孕みアイディアが積み重なっていくのを実感できます。

このようなワークショップの効果をさらに高めるための方策をいくつか例示します。


1.外部ブレーンミックス

私たちがよく利用するのが、外部ブレーンを交えたワークショップです。

弊社は、予めNDAを締結している多彩な分野の外部ブレーンとネットワークしています。

開発プロジェクトに関わる特定部署のメンバーだけによるディスカッションでは、どうしても視野も狭くなり、視点の偏りが生まれてしまいます。

外部ブレーンを交える事によって、話題提供に対する違った視点でのコメントが得られる為、ディスカッションの視野が広まり、新しいアイディアが生まれることが多くなります。

またそこで得られた認識やアイディアについても、社内の「自分たちだけでの腹落ち」ではなく、より広い視点を踏まえた結論であるため、「自信」が持てるようになります。

 

2.体系的なポジショニングとゴール設定

私たちがワークショップを行うときには、必ずより広い視野から、未来志向でプロジェクトの位置付けた上でゴールを確認します。

よく利用するのが、「トリーズの9画面法」です。

トリーズ(TRIZ)とは、旧ソ連で開発されソニーグループの研修などにも活用されるフレームワークで、社会動向や事業のポジショニングの解像度が向上し、より質の高いディスカッションが可能になる思考法です。

タテ3マス×ヨコ3マスの9画面の表を作成します。

ヨコの軸を時間(過去、現在、未来)、タテの軸をシステム範囲(上位システム、考察対象のシステム、下位システム)という空間軸でそれぞれのマスを設定します。

上位システム、考察対象のシステム、下位システムの考え方は、考察対象からみて上位の広いマクロでの空間範囲から、下位が狭いミクロの空間範囲へと視点を絞って考えます。

たとえば、考察対象を開発エリアだとしたら、上位は都市や沿線全体、下位には開発エリア内のオフィスや商業施設を設定するイメージです。

アイデアの質を高めるためだけでなく、思考が整理され視覚的にわかりやすくなるため、アイデアを他者へ伝える際にも役に立ちます。

 

3.戦略的な未来フレーム

同様にアイディアを検討する際にも、4象限で思考のベクトルを戦略的かつ未来志向に設定します。

縦軸に「MUST(すべき事)―WILL(したい事)」、横軸に「現在―未来」の4象限を設定して、ディスカッションのアイディアを抽出・可視化していくのです。

そうすると自分たちのアイディアが、ほとんど「MUST×現在」の象限に、とどまっていることが実感されます。

この認識を共有した上で、敢えて「WILL×未来」の象限に入るアイディアを捻出していくのです。

 

ワークショップにおけるディスカッションは、このような「思考の補助線」を添えることによって、どんどんと拡張・進化していきます。

制約条件や固定観念に凝り固まったプロジェクトチームの思考を、補助線によって前向きのベクトルに補正していく事が重要です。

 
 
 

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