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マーケットプレイスから「コンテンツプレイス」へ ⑧ ソシオマーケットの提案

  • 2022年6月27日
  • 読了時間: 3分

超成熟社会化に伴う人々の承認欲求の高まりは、もはや消費だけでは満たされなくなっています。人は「いいね」と「フォロワー」を求めるために手間とコストを掛けるようになっているのです。西野亮廣氏が「作り上げた料理を提供するレストラン型から、様々な食材を自分好みに料理して楽しむバーベキュー型が価値を持つ時代。お客さんに質の高い発信をさせてあげられることがエンタメになる」と言うように[共創価値:プロセスエコノミーの時代]の到来です。

私たちが提案するソシオ・マーケットのソシオとは、FCバルセロナの例が有名ですが、構成員すなわちファンから一歩進めた株主的な参画者です。ここではソシオを単なるユーザー(消費者)としてだけではなく、共創プレイヤーの立場でもコミットしてもらえる存在と定義します。ソシオが質の高い発信をしていくテーマは色々考えられますが、例えば 「みんなで創るneoライフ・ミュージアム」はどうでしょうか?次世代の衣食住遊(neoライフ)に関わるさまざまな生活関連商品やサービスを選び、開発していくプロセスを共創する場と機会を提供します。その選び方、共創開発するプロセスを料理対決やアーティスト・コラボなどの手法でエンタテイメント化し、YouTubeなどでオンライン発信していきます。単に消費者としてわざわざ都心商業施設に「買い物に行く」のであれば、せいぜい月に2〜3度の外出頻度でしょうが、ソシオとして「新しいライフスタイルの共創に参画する」という口実があれば定期的(週に2〜3度)に通うことが想定できます。10万人のソシオが集えば、10万人のミュージアム研究員&口コミ・インフルエンサーという存在になるのです。ここで世界一厳しいと言われる日本の消費者に選ばれ、磨き上げられた商品・サービスが口コミ付きでオンライン上に発信・流通していきます。玉石混交のオンライン上に圧倒的な品質と話題性とを備えたneoライフ・グッズ&サービスを紹介・提供していくプラットフォームが形成されることになります。もちろん適正立地は限定的になると考えられますが、次世代の生活文化を選び、開発・表現するライブ会場であり、厳選された商品・サービスがアーカイブされたミュージアムにもなるコンテンツの受発信拠点になります。現状でこのコンセプトに最も近いモデル施設は若者ターゲットのファッションメディアとしてのポジショニングを確立しつつある「渋谷109」でしょうか。館内にはショップだけでなく、ラボやフードプラント、ライブスタジオ等があり、販売だけでなく、メーカーとのタイアップや商品開発などのビジネス展開も進められています。ソシオ・マーケットの事業構造は、年間千万人を集客し百億円単位の売り上げで数十億円の家賃を払う構造ではなく、ソシオの会費(例えば10万人×月額千円で年間12億円)とD2Cメーカーなどの顧客獲得費用(例えば 体験者1万人/日×口コミ発信率:30%×購入影響率:40%×顧客獲得単価:1万円×300日=36億円)などが柱になると考えます。その収益を50億円とすると現状では500億円規模の売り上げの商業ビルに匹敵することになります。



 
 
 

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