top of page
検索

ソーシャルハブ施設を核にしたソフトインフラ開発

最近、様々な都市開発プロジェクトで特区対応や地域連携施策で「新しい共用施設」の提案が求められます。

私たちはこれを従来の社会貢献施設とは異なる位置付けの施設として「ソーシャルハブ施設(社会的な拠点となる民間施設)」と呼称するようにしています。

従来の社会貢献施設が託児所や公民館的な集会所など、都市開発の代償として地域に提供される施設で、プロジェクトとは完全に分離された(CSR的)貢献事業だったのに対して、最近の創業支援施設や地域のコワーキング施設などプロジェクト価値の向上に繋がる(CSV的)位置付けです。

このようなソーシャルハブ施設ですが、それ単体ではなかなか事業成立が難しいのが実情です。

その為にプロジェクト価値を顕在化させる「節目節目のコミュニケーション活動やエリアブランディング活動と連動させるプロジェクトブランディング計画」や「広場やサイネージの販売やスポンサー獲得などのプロジェクトセールス計画」などを併行させて推進させていく必要があると考えます。

これらを総称して「ソフトインフラ開発」であると考えます。

建築などのハードインフラの開発と対になる「ソフトインフラ」の整備についての必要性と効用が少しづつ明確になってきました。

最新記事

すべて表示

エリマネの可能性と課題 共創から競創へ ⑤

【内容】 まちづくりとエリアマネジメント エリアマネジメントの課題 エリアマネジメントの進化の必要性 1.まちづくりとエリアマネジメント 2000年頃から街の活性化の切り札としてエリアマネジメント(以下エリマネ)という考え方が積極的に導入されるようになりました。 国交省の「エリアマネジメントのすすめ」によると、「地域における良好な環境や地域の価値を維持・向上させるための、住民・事業主・地権者などに

まちづくりとコミュニティ 共創から競創へ ④

【内容】 まちづくりと同義語 コミュニティ参画のメリット まちづくりのゴール 1.まちづくりと同義語 先述したように、日本においては政府報告書「コミュニティ:生活の場における人間性の回復(1969)」において「村落共同体ではなく、新しい地域をまとめるための概念としてのコミュニティ」が記載されることにはじまります。 同じ頃にひらがなの「まちづくり」も提唱されはじめます。 日本屈指の地域政策プランナー

コミュニティの特性・構造 共創から競創へ ③

【内容】 コミュニティづくりのポイント コミュニティの事業構造 継続の仕組み 1.コミュニティづくりのポイント 成熟ニッポンにおいては、ビジネス的にもメリットの多い「コミュニティ」ですが、主体的に運営するにはどのようなポイントがあるのでしょうか。 コミュニティ・マーケティングでは下記のような留意点が挙げられています。 初めは少人数でスタート コミュニティの目的をはっきりさせる。 参加者に当事者意識

bottom of page