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シン地方創生の未来 シン地方創生 ⑩

  • 2023年10月25日
  • 読了時間: 3分

【内容】

1.移動体験の効用

2.半分になった世界を取り戻す1

3.現代版 参勤交代


1.移動体験の効用

都市と地方とを生活者や企業が選択・使い分けながら活動していく事が真のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の実現につながると考えます。

日本では「一所懸命」という言葉が表すように、一箇所に定住し骨を埋める事が「善」という風潮がありますが、このこだわりが、固定観念・視野狭窄、保守的なしがらみ、完全主義に伴うスピード感の無さに繋がっているのではないでしょうか。

大前研一氏が「人間が変わる方法は3つしかない。」と指摘しています。

1:時間配分を変える 

2:付き合う人を変える 

3:住む場所を変える


東京大学の奧山輝大氏も「私たちの脳は、新規環境に置かれるとノンアドレナリンの放出を介して、脳の活動レベルが高まる」と分析しているように、転地&移動に伴う刺激が有効な事が報告されています。

移動体験が視野を広げ、軽やかなネットワークとトライアル精神に繋がるかもしれません。

また多拠点連携することで防災や精神的なリスクマネジメントの軽減にも繋がります。


2.「半分になった世界を取り戻す」

現代都市は何でも、手に入るように見えながら、極めて消費経済・物質的な分野に限られ、いわゆる「動脈系の価値提供」に、偏った世界であることがわかります。

都市と地方との連携は、「動脈系とは異なる静脈系の価値提供」の可能性を秘めているのではないでしょうか。

養老孟司氏は、「都市と自然、理屈と感覚、脳と身体が分断され、前者が後者を駆逐することで、【半分になってしまった世界を取り戻す】ことが大切だ」と指摘されています。

移動体験による世界拡張は、「いじめ」に対する閉塞感を、軽減させるかも知れませんし、自然と自分とがつながる実感を通じて、「環境問題が自分ゴト化」でき、生活行動も変わると考えます。

宗教や哲学的には「生の意義は、他者との関わりを通じた進化にある」と言われます。

自分一人が「都市・理屈・脳」で紡ぎ出す、妄想ストーリーに陥らないためにも、移動体験を通じた「人・体・自然と実感・交流を楽しむ姿勢」が重要なのです。


3.「現代版 参勤交代」

「移住」というと構えてしまいますが、もう少し気軽に「移動体験」を考えてみて良いと思います

住居のサブスクサービスが立ち上がり、西日本では交通事業者と連携する先進的な展開もはじまっていますが、小田急線や京急線、西武線、東武線など、首都圏の都心と観光地とを結ぶ鉄道沿線上で、サブスク方式の拠点を持つことが出来ると、非常に魅力的なライフスタイルがイメージされます。

国内のクリエイティブ人材だけでなく、「2〜3年であれば日本で仕事しながら、イロイロな体験してみたい」というグローバル人材の招聘にも有効ではないでしょうか。

「現代版の参勤交代」と言えるサブスク居住システムは、単に首都圏ワーカーに居住地の選択肢を提供するだけでなく、地方の様々な魅力を実感させ、次世代のライフスタイルを提案し、国内外から多彩な利用者を招き入れるプラットフォームになると考えます。


「シン地方創生」は、東京生活を見直し、都会人の人生に潤いとハリを与え、日本を輝かせるプラットフォームづくりなのです。

 
 
 

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