検索

HAGISOという街づくり

更新日:2018年6月28日

先日、東京谷中のHIGISOでオーナーの宮崎さんにお話を伺いました。

老朽化して取り壊しの決まっていた木造アパートで、さよならパーティ&展覧会をしたところ1500人も集まってくれたので、家主にお願いして複合文化施設&カフェとしてリノベーションしたというプロジェクトの経緯でした。

ここを中心に宿泊、飲食、教室など周辺施設を少しづつリノベ再生して活用し「街まるごとホテル」として運営して5年、谷中の街のポテンシャルと訪日ブームという追い風もありましたが、全国が注目する「まちやど」のモデル事業になっています。

朝食づくりのメニューでつながりのできた地方の特産物を「田舎からのお便り」と見立ててお惣菜として提供し、一年で700人を超える購入者から生産者への「返信」を戻す都会と田舎との「交流拠点」になっているTAYORIも素敵です。

宿泊スペースの HANARE、街の教室スペースの KLASSなどいずれも「洗練されたデザイン」とともに「繋がりを醸し出すストーリー」を纏っています。

それらのストーリーにまつわる季節ごとのエピソードをリーフレットやSNSを通じて「丁寧に情報発信」してファンを増やしているのです。

企業が行う大規模開発の対局にある「街づくり手法」の成功例として取り上げられる事の多い「HAGISO」ですが、何とか FIACSでもアレンジしていきたいと強く思いました。



最新記事

すべて表示

次世代エリマネ(TCD)の時代⑤ Town Contents Development:街のコンテンツ価値化の展開方策

街のコンテンツを価値化して展開・活用していくためには、インプット&アウトプットを戦略的に設計し、街の潜在力を開発する必要があります。 まずインプットの段階では街のコンテンツ資源を「複層的に見える化」していく視点が必要です。従来の名所旧跡的な観光資源だけでなく、近年ではアニメツーリズムや産業ツーリズム、体験ツーリズムなど様々な視点での集客・観光資源化が可能になっています。世界最大の旅行口コミサイト:

次世代エリマネ(TCD)の時代④ Town Contents Development:街のコンテンツ価値創造の基本方針

よく「まちづくり」の現場から「街の情報発信が不足している」という課題を耳にしますが、相対評価ができていないと認識してしまいます。2020年度のデータ流通量は数千億ギガバイトという膨大な情報洪水の状況です。個人のこだわりや手法を羅列して発信するだけでは、どれほど大量に情報発信したとしても、他の担い手との違いも分からずネタ切れし、効果が現れないのは当然と認識すべきです。【個の魅力はグルーピング&体系化

次世代エリマネ(TCD)の時代③ 需要視点からの必要性

従来のとにかく容積率を追求する集積志向の都市開発が曲がり角に差し掛かっています。成熟社会化に加えてコロナ禍によって、移動・交流/集積・集客/一斉・一律に対する人々の価値観が急速にシフトし、いわば都市の根幹原理である「規模の合理性」が疑問視され流ようになったからです。 WEB 会議の定着やネットショッピングの普及に象徴されるように、オンライン1stを基盤にして「リアルで必要なモノと必要でないモノとの