検索

FIACSが目指すモノ①

国際文化都市整備機構(FIACS)が目指すべきモノを模索しています。

もちろん都市開発プロジェクトにおける「ソフトとハードの連携による効用」については会員の皆さんも実感していただいているのですが、これまではどのような目標を設定するべきかが、いささか不明瞭だった気がします。

それがやっと「超成熟社会ニッポンにおいて真に魅力(国際競争力)のある都市づくり」であるとの結論に至りました。

東京を世界一の都市づくりやアジアの金融首都に返り咲かせるなどの構想もありますが、この20年の間に日本のGDPは5兆ドル弱で停滞しているのに対し、米国は16兆ドル、中国も11兆ドルに達し更に拡大しているのが実情です。

この流れを再逆転させることは困難と考えるべきだと思います。

しかも生産年齢人口は2030年には2010年比で17%減少します。

単純計算ではそれに対応したオフィス床需要が減少すると考えるのが妥当です。

しかし「戦略的に」都市再生地域を設定して新たな都市開発が全国で推進されていきますので、まさに都市開発は「プロジェクト淘汰の時代」になると考えます。

そんな中で外国企業誘致を積極的に実践していくのに、コンシェルジェや託児スペースなどだけでは不十分なことは明らかです。

経済規模や成長性とは異なる超成熟社会ニッポンならではの「新しい国際競争力」を見極め、強化していくことが急務ではないでしょうか。次回以降、ニッポンの競争力について検討していきます。

最新記事

すべて表示

Beyondコロナ9 コロナによる価値シフトの本質

都市が人類の最大多数の価値観を反映し、「幸福最大化のための最適社会システム」度とすると、今回のコロナショックにおける「3つの価値シフト」が前提条件になると考えます。 1:移動・交流価値のシフト テレワークの体験を経て「オンラインでも仕事がこなせる」という認識がレジェンド企業を含めて浸透しました。その結果「移動に伴うストレスと無駄」が見直される契機になり、さらに「オンラインが基本で、リアル対面が特別

Beyond コロナ8 コロナショックの正体

1.失われた30年? 工業化社会の優等生であった日本は1990年付近を頂点に平成の30年間、凋落し続けてきました。 「一人当たり GDPは9位から26位へ」「企業の時価評価額ベスト10は7社から0社へ」「IMD発表の国際競争力は1位から34位へ(これは香港、台湾、中国、韓国はもちろん27位のマレーシアや29位のタイよりも低い順位)」といった状況です。 もはや先進国という認識を改めるべきなのですが、

Beyond コロナ7 想定外の2020

一般社団法人国際文化都市整備機構(FIACS)では「ポスト2020の都市開発」をテーマに40社余りの企業及び学識者で共同研究を進めて参りました。 その「ポスト2020」の言葉が持つ意味がすっかり変わってしまいました。 当初想定していたのは「ポスト東京五輪」としてオリンピック景気後の「超成熟社会ニッポンにおける国際競争力とは何か?」であり、文化を軸にした都市開発のあり方を模索するつもりでした。 しか

Copyright © FIACS, All Rights Reserved.