top of page
検索

FIACSが目指すモノ①

国際文化都市整備機構(FIACS)が目指すべきモノを模索しています。

もちろん都市開発プロジェクトにおける「ソフトとハードの連携による効用」については会員の皆さんも実感していただいているのですが、これまではどのような目標を設定するべきかが、いささか不明瞭だった気がします。

それがやっと「超成熟社会ニッポンにおいて真に魅力(国際競争力)のある都市づくり」であるとの結論に至りました。

東京を世界一の都市づくりやアジアの金融首都に返り咲かせるなどの構想もありますが、この20年の間に日本のGDPは5兆ドル弱で停滞しているのに対し、米国は16兆ドル、中国も11兆ドルに達し更に拡大しているのが実情です。

この流れを再逆転させることは困難と考えるべきだと思います。

しかも生産年齢人口は2030年には2010年比で17%減少します。

単純計算ではそれに対応したオフィス床需要が減少すると考えるのが妥当です。

しかし「戦略的に」都市再生地域を設定して新たな都市開発が全国で推進されていきますので、まさに都市開発は「プロジェクト淘汰の時代」になると考えます。

そんな中で外国企業誘致を積極的に実践していくのに、コンシェルジェや託児スペースなどだけでは不十分なことは明らかです。

経済規模や成長性とは異なる超成熟社会ニッポンならではの「新しい国際競争力」を見極め、強化していくことが急務ではないでしょうか。次回以降、ニッポンの競争力について検討していきます。

最新記事

すべて表示

地力づくり② 美術館・博物館 シンコンセッション ⑨

【内容】 コンテンツを活用したファンの拡張 「〇〇学センター」による深度化の仕組み 1.コンテンツを活用したファンの拡張 大型企画展で集客を図ることも重要ですが、ミュージアムの地力づくりのためには、「常設コンテンツを活かす必要があります。 鳥取県立博物館であれば「オオサンショウウオ」、(ホールですが)奈良県立文化会館であれば「反田恭平氏」などの、特化コンテンツに焦点を当て、関連した空間演出やイベン

地力づくり① ホール・劇場 シン・コンセッション⑧

【内容】 公共ホールの課題 シン・コンセッションの試算 1.公共ホールの課題 公共ホールの三重苦については、前述したとおりです。 ホール料金の上限 住民利用枠の設定 自主企画の開催 これらの制約が緩和されれば、公共ホールの運営は軌道に乗るのでしょうか。 公共ホール運営の最大の課題は、「運営モチベーション」だと考えます。 ただ単に「管理するだけ」であれば、「貸し館」の申し込みが来るのを待っていれば良

ケーススタディ2:博物館 シンコンセッション⑦

【内容】 Ⅰ 鳥取県立博物館 Ⅱ 滋賀県 東近江「森の文化博物館(構想)」 【Ⅰ.鳥取県立博物館】 概要と課題 鳥取県立博物館は、鳥取市街の中心地の鳥取城跡公園内に位置し、周囲には鳥取城跡や洋館の仁風閣などの観光スポットがあります。 総合博物館でしたが、2025年に美術部門を、県立美術館として分離させるため、鳥取県に関する歴史と自然をテーマにした展示をおこなっています。 特別天然記念物の「オオサン

bottom of page