top of page
検索

CtoCのコミュニティ・プラットフォーム

最近の都市づくりプロジェクトでは地域連携事業が不可欠になってきています。

都市づくり施設の一部を地域に解放することは比較的簡単ですが、それだけでは継続的かつ体系的な活用(=情報発信・ブランディング)につながりません。

地域には様々なサークルや団体があり、それぞれに活動していて発表の場も求めています。

しかしそれらを繋ぎ合わせ、街のブランディングに展開できるようにプログラムしていくには、この地域活動とは全く異なるプラットフォームで、これを担う人はなかなかいません。

企業がBtoBの業務として請け負うとそれこそ千万円単位のコストが必要になります。

これを地域に関係する事業体や住民が「プラットフォーマー」として担ってもらえるとCtoCのコミュニティ・プラットフォームとして機能し非常に有難いわけです。

大阪の江之子島アート&ライフスタイルのプロジェクトでは地元のグラフィックデザイナーが担ってくれています。

稲城くらすクラスでは地元市民で一般社団法人を設立して推進してもらっています。

地域のプラットフォーマー達が「半分仕事、半分楽しみ」として関わって貰うスタンスだとコスト的にも大幅に削減でき、都市づくり事業主体が継続的に負担することも可能になります。

通常のビジネスのような契約スタイルや、目標、機動性には欠けますし、モチベーションの同期、高次化など非常に手間がかかる部分はありますが、これから地域を巻き込みながら、プロジェクトブランディングを図っていく為には不可欠なソフトインフラだと思います。

最新記事

すべて表示

【内容】 街歩きの「テーマ」づくり 見立てアート視点 メタ思考で街を楽しむ 1.街歩きの「テーマ」づくり 街を歩くといっても、ただ歩くだけでは、直ぐに飽きてしまいます。 体力づくりのために歩くのなら別ですが、街歩きを楽しむための「工夫」を持った方が、継続・習慣化できるのではないでしょうか。 簡単にできる街歩きの「工夫」として、「テーマ」づくりが考えられます。 「坂のある街歩き」「アニメの聖地巡礼」

【内容】 これまでの論点整理 「歩ける街」から「歩くことを楽しめる街」へ 「歩く事+αの仕掛け」が、歩いて楽しい街をつくる 1.これまでの論点整理 注目を浴びる「街歩き」ですが、誰でもが気軽に参加できる「実施率の高さ」が重要です。 健康だけでなく、コミュニティ形成や街への愛着、防災まちづくりからイノベーションまで、様々な「街づくり」の促進役として、期待されます。 街あるきの効用については、生活習慣

【内容】 回遊性に関する研究の沿革 回遊性の定義 回遊性の工夫 1.回遊性に関する研究の沿革 「回遊性」という言葉は、1990年代以降、街づくりにおいて、頻出するようになります。 デジタル大辞泉によると、元の意味は、「魚や鯨が、産卵などのために、定期的に移送する性質」ですが、これが転じて、「買い物客が、店内や商店街を歩き回る事」となっています。 「滞留時間と買い物単価とは、比例する」という研究報告

bottom of page