top of page

Beyondコロナ16 都市をアップデートする覚悟

  • 2020年10月7日
  • 読了時間: 2分

「泰平の眠りを覚ます上喜撰、たった四杯で夜も寝られず」

これは江戸末期の黒船襲来を題材にした狂歌です。

もちろん現在は泰平とは言えませんが、非常に今日的な状況を言い当てていると考えます。

コロナショックは未だ治療薬やワクチンが開発されない為、集いや交流という「都市文明」の否定につながるのではないかと危惧されていますが、様々なビジネス分野の方達との対話で見えてきたものは、コロナショックがこれまで日本が先送りしてきた変革潮流や IT 化の立ち遅れなどの課題を一気に加速させると共に、過度な規模拡大や一極集中を是正するという状況でした。

コロナショックとはまさしく平成の30年間、変化を嫌い、停滞し「眠り」続けてきた日本を大きくゆり起こす「黒船」であると捉えられます。

私たちは自ら変革できない日本社会の特性、「これからどうなるのか?」という質問ばかりを並べる他力本願体質を超えて、「コロナショックを黒舟・外圧と捉え変革していく覚悟」が問われているのです。今こそBeyond コロナの時なのです。

これを革新機会と捉え、これまでのどちらかと言うと不得手な「経済、システム」での国際競争だけではなく「文化×  DX」により日本らしい魅力・強みを発揮していくべきだと考えます。

  1. 移動価値のシフトは役務としての移動を減らし、ライフスタイルの選択性を高め、目的性のある移動、しかも移動中も楽しめる生活を実現します。

  2. 集積価値のシフトは不特定多数の集積・雑踏ではなく、顔の見える穏やかな賑わいやハンドリングデキる円滑な人流を実現します。

  3. 一斉価値のシフトは朝夕のラッシュや盆暮れの休暇などの監修の囚われない優位性と快適性の実感を通して「自律」行動に伴うピーク平準化を実現します。

さらにこれらの価値シフトが重なり、「会社に通う生活」という平板なライフスタイルではなく、一億総複業時代の幅広いメタワークによる自己実現・自分表現機会を通じて、日本人の得意な N 次創作、遊びアレンジ能力が遺憾なく発揮され、世界的にも多彩で豊かな国土・風土を舞台に、世界が憧れる集う生活文化が育まれるのではないでしょうか。

時代はまさに「次世代の幸福最大化のための最適投資としての都市開発」を求めているのです。

真の国際文化都市の推進です。

 
 
 

最新記事

すべて表示
今なぜ ご近所資本主義なのか? ご近所資本主義 ①

【内容】 第1章 画一化する都市と地域経済の空洞化という課題 第2章 「よき商い」と関係性が支えるご近所資本主義 第3章 多様性とレジリエンスを生む新しい資本のかたち   知人の小野裕之さんたちが「BUY LOCAL」という活動を展開し始めました。 鉄道会社の方など様々な人たちを紹介しながら、彼らが提唱する「ご近所資本主義」について勉強させていただきました。 本シリーズでは、次世代の地域活性化策と

 
 
 
都市の未来 マインド・メイキング ⑩ -共感と持続性を生む都市の新しいかたち-

【内容】 第1章 「建てる」から「意味をつくる」都市開発へ 第2章 共感を軸にした新しい経済モデル 第3章 「共感でつながる都市」がもたらす未来     第1章 「建てる」から「意味をつくる」都市開発へ これまでの都市開発は、土地の有効活用や機能配置、商業性の最適化など、目に見える成果を中心に進められてきました。 しかし成熟社会では、人々の評価軸が大きく変化しています。 利便性や効率性だけでは選ば

 
 
 
事業価値 マインド・メイキング ⑨ -「共感」を経済のエンジンに変える都市開発モデル-

【内容】 第1章 共感を中心に据えた新しい経済構造へ 第2章 3つの収益ドライバー:会員・推し活・ブランド価値 第3章 共感が循環する持続型都市経済モデルへ   第1章 共感を中心に据えた新しい経済構造へ これまでの都市開発は、テナント収益や物販売上など、従来型の商業収益を基盤としてきました。しかし、成熟社会において人々の消費行動は大きく変化しています。 物やサービスを「便利だから」「安いから」で

 
 
 

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。

Copyright © FIACS, All Rights Reserved.

bottom of page