top of page
検索

Beyond コロナ15 「ディベロッパー思考からの転換」

コロナショックに伴い噴出したさまざまな課題が「実は平成の30年間先送りにしてきた懸案事項であった」という認識を元にすれば、取るべき方向は明確で「リアル&オンラインのハイブリッドの推進」とそれに伴い可能性の広がる「日本バリューの見直し」の2つになります。

「これからどうなると思いますか?」という他力本願姿勢ではなく、これを革新機会として都市開発事業は従来のハードなハコ貸し業からソフト・ハードの融合した「総合的な都市サービス業」への転換・脱皮が求められます。

国内市場は550兆円の規模はそのままに「競争のルール」が変わっただけだととも理解できます。

今までの成功の方程式ではなく、新しい方程式を模索・構築していく競争がはじまっているのです。

アパレル業界が旧来型の製造/卸/小売の細分化された流通プロセスからユニクロに代表されるSPA (製造小売)の台頭・主流化に転換していったように、都市開発分野においても企画・設計/建設/リーシング/管理といった従来プロセスから、単体からネットワーク、床貸しからオンラインを含めビジネスプラットフォーム提供、開業販促からファンコミュニティ育成などの施策が必要です。

幸福最大化のための最適舞台づくりという「ハイブリッド・プラットフォーム事業」への迅速な変革が不可欠なのです。

【これからは情報産業とサービス業だけになる:20190113 柳井正】

最新記事

すべて表示

AKBの競創モデル 共創から競創へ ⑧

【内容】 1.AKB 旋風 2.プロデューサーの狙い 3.「競創」コミュニティとしてのAKBビジネス 1.AKB旋風 「コミュニティの進化」を語る上で外せないのが、「AKB48」です。 2010年、2011年の「AKB総選挙」は、Twitterへのつぶやき数を大きく跳ね上げ、テレビのワイドショーでも取り上げる様になりました。 AKB以前は、ファンの応援目的は、発売されるグループの曲をヒットさせる事

アウトプット戦略 共創から競創へ ⑦

【内容】 継続発信の仕組みづくり 方策A:街コンテンツの「リーグ戦」見立て 方策B:街コンテンツの「大学」見立て 1.継続発信の仕組みづくり 「磨き上げた」街の個性、強みを発信する際にも「原則」があります。 それは「オンライン上のコンテンツ発信」で評価されることを前提にすべきだと言うことです。 野球が「試合」と言う一定ルールの中で、様々なプレイを評価するように、都市は「オンライン上でのコンテンツ発

インプット方策 共創から競創へ ⑥

【内容】 街の魅力の「磨き上げ」 磨き上げのための【(1/100)の3乗戦略】 「場所性」×「体験性」×「演出」で磨き上げる 1.街の魅力の「磨き上げ」の必要性 これまでの考察から、まちづくりのゴールは、「サードプレイスとしての魅力化」だと考えます。 街づくりとは、住む人が多い街ではなく、働く人が多い街でもなく、「わざわざ繰り返し街を訪れる人(=街のファン)が多い街【サードプレイス・タウン】づくり

bottom of page