第5章 出会いをデザインする:オフィスの行動OS ⑤
【内容】 1.創造性は「出会い」から始まる 2.出会いは減っていないでしょうか 3.出会いを育てる行動OS 1.創造性は「出会い」から始まる 新しいアイデアは、一人で考えているだけでは生まれにくいものです。 多くの場合、自分とは違う知識や経験を持つ人と出会い、話をすることで、新しい発想が生まれます。 例えば、営業担当がお客様の困りごとを話し、それを聞いた技術者が新しい商品を思いつくことがあります。また、デザイナーの一言が企画の方向性を大きく変えることもあります。 このような創造は、「誰かが優秀だったから」ではありません。 異なる視点が出会ったから生まれたのです。 つまり、創造性の第一歩は「出会い」にあります。 だから、これからのオフィスでは、社員同士が自然に出会える環境をつくることが重要になります。 2.出会いは減っていないでしょうか ところが、多くの会社では、その出会いが少なくなっています。 仕事は部署ごとに分かれ、同じメンバーと仕事をする毎日です。 会議も決まった参加者だけで行われ、他部署と話す機会はそれほど多くありません。..
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第4章 オフィスの行動OSという発想:オフィスの行動 OS ④
【内容】 1.オフィスは「空間」ではなく「行動」をデザインする 2.行動OSとは何か 3.空間・制度・運営をつなぐ新しいオフィスづくり 1.オフィスは「空間」ではなく「行動」をデザインする 皆さんは、スマートフォンのOSを意識したことがあるでしょうか。 OSとは、アプリを動かすための土台となる仕組みです。普段は目に見えませんが、OSがあるからこそ、さまざまなアプリが快適に動いています。 私は、オフィスにも同じような考え方が必要だと思っています。 これまでのオフィスづくりは、「どんな空間をつくるか」が中心でした。 机をどう並べるか。 会議室を何室つくるか。 カフェスペースを設けるか。 もちろん、これらは大切です。しかし、本当に大切なのは、その空間で社員がどのような行動を取るかではないでしょうか。 同じカフェスペースがあっても、誰も話をしなければ創造性は生まれません。 同じラウンジがあっても、部署ごとに座っているだけでは新しい発想にはつながりません。 つまり、空間そのものではなく、「そこでどのような行動が自然に生まれるか」が重要なのです。..
3 日前読了時間: 3分
第3章 なぜ創造性は生まれないのか:オフィスの行動OS ③
【内容】 1.創造性は大切だと分かっている 2.効率を追い求めたオフィスの限界 3.本当の課題は「行動」にある 1.創造性は大切だと分かっている 「もっと新しいアイデアを出そう。」 「失敗を恐れず挑戦しよう。」 最近、このような言葉を耳にする機会が増えました。 多くの企業が、創造性の大切さを理解しています。 しかし実際には、「創造的な会社になった」と実感している企業は、それほど多くありません。 なぜでしょうか。 その理由は、社員に創造力がないからではありません。 創造性を発揮したくても、それが生まれにくい環境になっているからです。 例えば、毎日たくさんの会議があり、メールやチャットの返信に追われ、目の前の仕事をこなすだけで一日が終わってしまう人も少なくありません。 新しいことを考えようと思っても、その時間も心の余裕もありません。 また、失敗すると評価が下がるのではないかという不安があれば、誰も積極的に挑戦しようとは思いません。 創造性は、「頑張ろう」という掛け声だけでは生まれないのです。 2.効率を追い求めたオフィスの限界...
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