top of page
検索

Beyond コロナ4

(仮説)次世代の都市商業「物販」

商業分野においてもそれまで進行していた超成熟社会/ Eコマースシフトなどの動向がコロナショックによる価値転換で一気に加速し、淘汰・再編の渦中にあると言えます。

これまではリアル店舗が「主」でオンラインは「従」という事業構造になっていましたが、オンラインが「スタンダード」でリアルが「スペシャル」という認識転換が必要だと考えます。

さらにオンライン一辺倒では利便性や快適性で勝るGAFA に太刀打ちできない訳ですから、リアルとオンラインとを連携させて「ハイブリッド事業構造」が必要になります。

このような前提で次世代の都市型商業を検討すると「オンライン商業インフラを基盤にしたリアルな接点作り」のイメージが浮かび上がってきます。

1:ポップアップストア

いわゆる仮設店舗ですが従来の撤退区画で次の店舗入居が決まるまでの暫定利用という位置付けではなく、オンラインメーカー(D2 C企業)の期間限定イベント店舗と考えるべきです。

定期的に顧客との接点を作るオフ会イベント開催や、新たな客をオンラインに呼び込む話題作りイベント開催に活用されていくと想定され、比較的人流の多い立地の必要があります。

2: D2 Cストア

オンラインメーカー(D2 C企業)が顧客ニーズの把握やサンプリング、トライアルに活用する常設店舗で、ロイヤリティ向上&顧客情報フィードバックなどの役割が想定されます。

丸井グループが積極展開しているように、オフラインの接客に慣れている百貨店業態が接客・販売協力していけると考えます。

3: BOPIS(Buy Online Pick-up In Store )

いわゆる店舗内ピックアップステーションになります。

ECへの対抗策として欧米で普及し、日本でもホームセンターなどで採用例がありますが、多品種・低単価で配送負担がネックになる業態向きと言えます。

オンラインでの購入品の受け取り(返品)を来店&コミュニケーション機会と捉え「ついで買い」などにつなげています。

4:ライブコマース・スタジオ

アパレルなどで定着しつつある販売員によるライブ配信&販売形態です。

リアルタイムでの質問やコメントが臨場感を高め購買につながるといいます。

親近感を保ちながらも洗練された動画演出などが工夫できるスタジオ&メークアップ環境が必要になります。 

何れにしても「ショッピングが目的ではなくなった時代」には外出するきっかけが益々求められます。

お店が集積しているだけでなく、ミュージアム・教室やイベントなど 「わざわざ外出する来店口実」と「せっかく外出したのだから」いろいろ楽しみたいという心理に応えるカフェ&ダイニングなどの「充足体験」などの環境が必要になります。

最新記事

すべて表示

地力づくり② 美術館・博物館 シンコンセッション ⑨

【内容】 コンテンツを活用したファンの拡張 「〇〇学センター」による深度化の仕組み 1.コンテンツを活用したファンの拡張 大型企画展で集客を図ることも重要ですが、ミュージアムの地力づくりのためには、「常設コンテンツを活かす必要があります。 鳥取県立博物館であれば「オオサンショウウオ」、(ホールですが)奈良県立文化会館であれば「反田恭平氏」などの、特化コンテンツに焦点を当て、関連した空間演出やイベン

地力づくり① ホール・劇場 シン・コンセッション⑧

【内容】 公共ホールの課題 シン・コンセッションの試算 1.公共ホールの課題 公共ホールの三重苦については、前述したとおりです。 ホール料金の上限 住民利用枠の設定 自主企画の開催 これらの制約が緩和されれば、公共ホールの運営は軌道に乗るのでしょうか。 公共ホール運営の最大の課題は、「運営モチベーション」だと考えます。 ただ単に「管理するだけ」であれば、「貸し館」の申し込みが来るのを待っていれば良

ケーススタディ2:博物館 シンコンセッション⑦

【内容】 Ⅰ 鳥取県立博物館 Ⅱ 滋賀県 東近江「森の文化博物館(構想)」 【Ⅰ.鳥取県立博物館】 概要と課題 鳥取県立博物館は、鳥取市街の中心地の鳥取城跡公園内に位置し、周囲には鳥取城跡や洋館の仁風閣などの観光スポットがあります。 総合博物館でしたが、2025年に美術部門を、県立美術館として分離させるため、鳥取県に関する歴史と自然をテーマにした展示をおこなっています。 特別天然記念物の「オオサン

bottom of page