top of page
検索

Beyond コロナの都市づくり 11 「Beyond コロナ時代の都心、郊外、田園①」

今回のコロナショックによるテレワークの普及で、最も大きな影響があるのは「暮らす場所の自由度」だと考えます。

もちろんホワイトカラーなど首都圏でも約半数のワーカーに限られますが「どこででも働ける =どこででも暮らせる」という認識が定着しつつあります。

これまでの「会社縛り」から解放され「暮らしたい街」の選択肢が増えます。

逆に言えば街にとっては人口減少社会の中でこれまでの通勤利便性評価だけではない「選ばれる街」戦略が必要になるというです。

ハイリスク・ハイリターンの都心一極集中から「都心、郊外、田園の三曲連携」の時代には各々の特性を活かし、住民や企業に選ばれる環境整備を競い合う時代なのです。

郊外部では在宅ワークの限界感を踏まえ、週3−4日働けるサードワークプレイスへのニーズが高まると考えます。

これまでのようなカフェ風のオープンなコワーキングだけでなく、法人対応のセキュリティにも配慮されたワークプレイスが必要です。

終日の昼間人口が増えることにより、チェーン店でのランチ対応だけではないレベルとバリュエーションのダイニングやショップが求められるようになります。

ママ友だけではない知縁コミュニティ有効だと考えます。新しい生活スタイルに対応した「暮らしのREデザイン」が必要なのです。


この文章は「Beyond コロナの都市づくり( FIACS編 都市出版)」より抜粋・要約したものです。

最新記事

すべて表示

基本方針 多次元開発 ④

【内容】 これまでの論点整理 今後の課題と可能性 基本方針と5つの施策     1.これまでの論点整理 基本方針を設定するために、これまでの論定を整理します。 都市開発の市場環境では、人口減少に加えて、コロナ禍を経た都心の商業・オフィスニーズの減退という 需要環境...

不動産業の歴史 多次元開発 ③

【内容】 近世の不動産業 近代の不動産業 戦後の不動産業     1.近世の不動産業 不動産業の歴史は古く、2500年前の古代ギリシャには、「不動産」や「抵当権」の概念があったという記録が残っています。 当時からあった土地には、「所有権者」を示すために石でできた杭が打たれて...

不動産業とは 多次元開発 ②

【内容】 不動産業の定義 不動産業の市場規模と経済効果 不動産業の展望     1.不動産業の定義 不動産業とはその名の通り、「不動産を扱っている事業者」を指し、4つの職種に大別されます。 不動産売買 :不動産を購入したり、消費者に直接販売します。 不動産仲介...

Comments


bottom of page