どこででも働ける時代=どこででも暮らせる時代の「都心の価値」はどうなるのでしょうか?
都心オフィスの見直しなどは確実に進展していくと思われますが、「リアルの価値」を見極めた上でのREデザインが街を変えていくのだと考えます。
今回のテレワークの経験からリアルの持つ「全的臨場性」に伴う文脈、熱量、情報の一覧性はオンラインに代替できないと言う認識も共有されてきたと思います。
それを踏まえビジョンやパッション・企業文化を共有する場としての企業オフィスや様々なクリエイティビティが出会い、融合する場としてのサードワークプレイスなどの働く場に加えて、新しい人、モノ、コトとのセレンディピティを楽しむ場としての商業・遊ぶ場として都心の魅力を磨き上げていく必要があります。
多様な情報の融合・昇華が重要な都心機能だとすると、閉じたビルの中ではなく人々が行き交う接点となる「 Linkage Place(街ぎわ環境)」が主舞台になると考えます。
この舞台で従来の芸能・文化だけでなく、食、ファッション、音楽、映像、ゲームなども含む「超・文化」が受発信し合うようになると14世紀のペストの後にルネサンスが生まれたように「Beyondコロナの都市文化」が花開くのでは無いでしょうか。
この文章は「Beyond コロナの都市づくり( FIACS編 都市出版)」より抜粋・要約したものです。
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