top of page

Beyondコロナの都市づくり②「これからの都市を考える視点」

  • 執筆者の写真: admin
    admin
  • 2021年2月10日
  • 読了時間: 1分

Beyond コロナの都市を考えて行く際に必要な5つの視点について、学際的な活動をされている西村勇哉氏( NPO法人ミラツク代表)にお話を伺いました。


第1の視点:農耕文明以前とされるトルコの古代都市遺跡の発見から「まず初めに集まりありき」だったのではないか?と言う根源的な問いの必要性があると言う視点をいただきました。

集まって住むために農耕文明が生み出されたと言う事です。


第2の視点:約100年前の同時期の2枚の写真(日本の籠での旅行風景とアメリカのライト兄弟の初飛行)を元に、それぞれはどんな未来が描けるかと言う発想の起点が大きく作用すると言う話。


第3の視点:技術の進化だけで考えるのではなく、社会的な容認や経済的合理性などのよる上限設定の必要性。


第4の視点:ムーアの法則を元にした加速度的な技術の進化速度についての配慮「科学技術は思っているよりも早く進化する」と言うコト。


第5の視点:ピアノの鍵盤がタイプライターの進化に寄与したことを例に文脈による価値創造など。

今回のコロナ禍がこれらの「一度立ち止まって未来を考える機会」になるのではないか?と言う指摘をいただきました。



この文章はFIACS 2020研究「Beyond コロナの都市づくり」より抜粋・要約したものです。

 
 
 

最新記事

すべて表示
基本的な視点と三つの戦略 AI共創オフィス ⑥

【内容】 第1章 AIと分散ワークがもたらす働き方の地殻変動 第2章 AI時代の競争力を支える「企業文化」という内的OS 第3章 AI×文化の共創拠点としての企業オフィスとサテライトオフィスの連携     第1章 AIと分散ワークがもたらす働き方の地殻変動 生成AIの進化とリモートワークの定着により、私たちの「働く場所」の概念は大きく変わりました。 業務の多くはオンラインで完結でき、駅ナカや自宅、

 
 
 
AI時代における企業オフィスの課題と方向性 AI共創オフィス ⑤

【内容】 第1章 AIが生む「標準答案社会」と思考の軽量化 第2章 意思決定の“軽さ”がもたらす成長の喪失 第3章 “唯一無二”の判断軸を生むのは、企業文化である     第1章 AIが生む「標準答案社会」と思考の軽量化 現代は、AIの進化とリモートワークの普及によって、私たちの意思決定のあり方が大きく変化しています。 とりわけAIは、「優秀な常識人の標準答案」とも言うべき、整合的で倫理的かつ網羅

 
 
 
オフィス研究の変遷 AI共創オフィス ④

【内容】 第1章:管理のためのオフィス ― 生産性と効率の時代(1900〜1950年代) 第2章:人間中心のオフィス ― 働きがいと組織文化の時代(1960〜1980年代) 第3章:知識と多様性の時代 ― IT革命と新しい働き方(1990〜2010年代)     ここでオフィスの進化を先導してきた「オフィス研究」の変遷について、お整理しておきます。 第1章:管理のためのオフィス ― 生産性と効率の

 
 
 

コメント


Copyright © FIACS, All Rights Reserved.

bottom of page