top of page

都心居住の価値

  • 2017年2月27日
  • 読了時間: 1分

先日、某都心複合開発についてディスカッションしました。

その開発の中の居住機能の性格付けをする際に「都心居住のあり方」について意見が分かれたのです。

「こんな雑然とした場所に住みたい人は少ない」「都心ならでは刺激が魅力だ」などの意見だったのですが、結局 新しい都心価値として「交流・刺激」と「安全・快適」の両立を実現すれば可能ではないかということで認識共有できました。

郊外の田園調布や成城などよりも都心の赤坂・青山が人気になる「都心回帰動向」なども背景にあります。

郊外の比較的似通った人たちばかりのコミュニティよりも、都心の持つ「様々な分野の人たちとのカジュアルな交流価値」は大人のみならず、今後ますます多様な人たちとの交流を求められる子ども達が成長する上でも有効だと言えます。

もちろん子育て環境としての「安全・快適」の確保は必要条件で動線計画の工夫は大切ですが、それだけでは無く「交流・刺激」に重点を置く住まい手も十分見込めるのではないでしょうか?

そしてこれらを両立した都市開発をすることが、他には真似できない差異化ポイントになるのではないかと思います。

都市開発に正解などありませんが、差異化ポイントが際立つことは成功への確立を高めることにつながると考えます。

 
 
 

最新記事

すべて表示
方針3:多元的な価値回収 非デベ街づくり ⑧

【内容】 ⒈ 多元価値回収が必要となる背景と課題の本質 ⒉ 多元価値回収の設計思想と構造モデル ⒊ 基本方針と具体施策および実装の要点 ⒈ 多元価値回収が必要となる背景と課題の本質 現代の都市開発において、「多元的に価値を回収する構造」は不可欠な視点となっています。 その背景には、賃料単独では投資回収が成立しにくいという構造的限界があります。建設費や金利の上昇により初期投資が増大する一方で

 
 
 
方針2:時間価値の最大化 非デベ街づくり ⑦

【内容】 ⒈ 時間価値設計の必要性と課題の本質 ⒉ 時間価値の設計思想と構造モデル ⒊ 基本方針と具体施策および実装の要点 ⒈ 時間価値設計の必要性と課題の本質 現代の都市開発において、「時間価値の最大化」は不可欠な視点となっています。 従来の都市は、面積と賃料を基盤に成立しており、「どれだけの床を持つか」が価値の中心でした。しかし現在では、同じ空間であっても利用される時間帯によって価値が

 
 
 
方針1:来街動機の創出 非デベ街づくり ⑥

【内容】 ⒈ 来街動機創出の必要性と課題の本質 ⒉ 来街動機の設計思想と構造モデル ⒊ 基本方針と具体施策および評価の視点 ⒈ 来街動機創出の必要性と課題の本質 現代の都市開発において、「来街動機の創出」は最も重要なテーマの一つです。 その背景には、従来の空間供給型モデルの限界があります。商業施設やオフィス、住宅といった空間を整備するだけでは、人は集まらなくなっています。 供給過多と選

 
 
 

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。

Copyright © FIACS, All Rights Reserved.

bottom of page