top of page

都市再生特区のソフト貢献施設

  • 2018年9月14日
  • 読了時間: 1分

先日 都市再生特区のソフト貢献施設のあり方に関してFIACS部会を開き、東京工業大学の中井検裕教授に基調講演を頂き、ディスカッションする機会がありました。東京都心部では都市整備水準が向上したため特区の貢献提案がハードからソフトに移行しつつある状況を踏まえ「特区は提案競争で、次第にハードルが高くなっていく」「特区だけでは金太郎アメ的発想になってしまう、エリア価値創造のストーリーが重要」「特区提案の実践状況などは、積極的に開示・発信していくべき」など様々な示唆をいただきました。講演後のディスカッションでは「パブリックアート」や「隣接地域のリノベ活用」「郊外施設との連携」など面白いソフト貢献施策についてのアイディアが飛び出しました。中井先生からのサジェッションは「特区提案の根本にエリア価値創造のための【大きな絵】が必要で、その為にはエリアの定量調査だけでなく、歴史・文化特性を含む定性的にどれだけ深く勉強しているかが大切」というものでした。建築・都市計画的な視点だけでなく、経済・文化・観光など多彩な視点が必要だということですね。 FIACSの特性を生かしこのような視点で特区のソフト貢献施設を研究・評価してみることの必要性と有効性を実感したディスカッションでした。

 
 
 

最新記事

すべて表示
方針3:多元的な価値回収 非デベ街づくり ⑧

【内容】 ⒈ 多元価値回収が必要となる背景と課題の本質 ⒉ 多元価値回収の設計思想と構造モデル ⒊ 基本方針と具体施策および実装の要点 ⒈ 多元価値回収が必要となる背景と課題の本質 現代の都市開発において、「多元的に価値を回収する構造」は不可欠な視点となっています。 その背景には、賃料単独では投資回収が成立しにくいという構造的限界があります。建設費や金利の上昇により初期投資が増大する一方で

 
 
 
方針2:時間価値の最大化 非デベ街づくり ⑦

【内容】 ⒈ 時間価値設計の必要性と課題の本質 ⒉ 時間価値の設計思想と構造モデル ⒊ 基本方針と具体施策および実装の要点 ⒈ 時間価値設計の必要性と課題の本質 現代の都市開発において、「時間価値の最大化」は不可欠な視点となっています。 従来の都市は、面積と賃料を基盤に成立しており、「どれだけの床を持つか」が価値の中心でした。しかし現在では、同じ空間であっても利用される時間帯によって価値が

 
 
 
方針1:来街動機の創出 非デベ街づくり ⑥

【内容】 ⒈ 来街動機創出の必要性と課題の本質 ⒉ 来街動機の設計思想と構造モデル ⒊ 基本方針と具体施策および評価の視点 ⒈ 来街動機創出の必要性と課題の本質 現代の都市開発において、「来街動機の創出」は最も重要なテーマの一つです。 その背景には、従来の空間供給型モデルの限界があります。商業施設やオフィス、住宅といった空間を整備するだけでは、人は集まらなくなっています。 供給過多と選

 
 
 

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。

Copyright © FIACS, All Rights Reserved.

bottom of page