top of page
検索

都市クオリア指標の高め方③ 「ヘルスケア機能」による多様性拡張

健康・医療系のヘルスケア機能は都市の基盤として安心を担保していますが、都市ユーザーの幸せ実感を向上させる舞台としても有効に活用することが可能です。

ランニングステーションやアウトドアフィットネス施設などは、公園などを中心に街の中で運動する人たちを増やし、街に活気を与えます。さらにアウトドアフィットネスの第一人者「BEACH TOWN」代表の黒野さんは「ランニングやパークヨガの舞台となる街を安全・清潔に維持する為に、住民への挨拶やゴミ拾いなどを始め、街に積極的にコミットするようにしている」とコメントしています。いつも決まった時間に顔を合わすモノ同士が、顔見知りになり挨拶から会話を交わすようになる効用も期待できます。神社への参拝、犬の散歩、朝のランニングなどルーティンが設定できると街を身近に感じる機会になるのではないでしょうか。

医療施設では「北原国際病院」のように、患者やその家族をはじめ街の人に、積極的に病院内の運営支援に関わって貰おうという事例があります。運営支援で得たポイントは入院時のサービスのアップグレードとして還元されるのですが、この活動にはポイント以上の効用があるのです。北原理事長は「脳疾患で突然倒れて病院に運び込まれても、その病院の様子やスタッフのことが予め解っていれば、精神的な負担がずいぶん軽減する。それに退院後のリハビリ支援の練習にもなる。」とコメントされていました。日常生活の中ではブラックボックスのように見られがちな病院や患者との接点が増えることは、人生の不安を軽減すると同時に視野を広げる機会になるのではないでしょうか。


【ヘルスケア機能による多様性拡張:日常生活の様々な活動シーンにおける接点づくり】


最新記事

すべて表示

【内容】 高齢者の「健康長寿」を支える仕組みづくり 厚労省の動き 国交省の動き 1.エイジング・イン・プレイスの仕組みづくり エイジング・イン・プレイスとは、「住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最後まで続ける」という考え方です。 第2の人生を積極的に楽しみたいけれど、退職後に地縁・社縁を含めた「生きがい」失ったまま高齢化、孤立化する人が多いと言う調査結果があります。 また車を保有しない人は外出率が

【内容】 「健康まちづくり」推進の背景:国の思惑 個人の老後不安 エイジング・イン・プレイスの実現 1.「健康まちづくり」推進の背景:国の思惑 超高齢社会の到来を控え、「住民ができる限り健康で幸せを実感できる」まちの実現を目指して、まち全体の環境を整備する「健康まちづくり」に取り組む自治体・地域が増えています。 誰も反対のしようが無いコンセプトなのは理解できますが、どうして一斉に唱え出したのでしょ

【内容】 消費経済ルールではない関係性づくり 静脈系の価値提供で「半分になった世界を取り戻す」 身体系プラットフォームで、都市も社会も変わる 1.消費経済ルールではない関係性づくり 都市の街並みは美しくなったのですが、その反面、道端の屋台はそのほとんどが取り締まられて姿を消してしまいました。 路上ライブ・ストリートダンスや大道芸などのパフォーマンス行為は規制の対象となり、予め設定されたスペースでの

bottom of page