top of page
検索

街のコンテンツ(横丁文化)の継承⑤

これまで横丁文化を継承するための3要件などについて述べてきました。


手間をかけて「横丁文化を継承する効用」とは何でしょうか?単に昭和レトロ風のノスタルジーに浸れるということではなく、


①真の地域活性化への寄与:地域活性化の3段階。まず経済的な活性化、第2に活発な人的交流による活性化、最後に愛着・誇りなどシビックプライド的活性化。横丁文化の継承は第1段階だけでなく、第2第3段階の活性化への寄与が想定されます。


②公開空地などの集客魅力化:快適でも賑わいに欠け、ランチ対応のキッチンカー程度でしか利用されなかった公開空地において「博多屋台街」のような観光来街を含む集客環境化を図ります。


③創造性向上:創造力は個と個、個と場の間に生まれると言います。生業現場としての横丁の多様性こそ創造インキュベーション適地と言えます。


④さらに飲食だけでなく教室、工房、スタジオ、ギャラリーなどの展開を想定することにより、本業と生業とのWワークを踏まえた「ネオ町人」の育成も期待されます。


職人気質の日本人独特の「こだわり生業」が街の至る所で表現・交信していくことは、日本全体の元気化・魅力化につながると考えます。

最新記事

すべて表示

【内容】 AR実践例での検討 ユーザーの「ハマるマインド」の必要性 フックとしてのリアル・アイコンの必要性 1.AR実践例での検討 私たちの研究会で、AR関係企業などの実践者を招き、現状でのARコンテンツの実践例で、その可能性を検討した事があります。 飲み屋横丁の事例:飲み屋横丁を舞台にして、路地を歩いていると、お上さんの声がけやおすすめメニューなどが、表現される映像です。 リアルで店内を覗くのは

【内容】 1.裏ショップの可能性 2.リアルを起点にしたイメージ拡張 1.裏ショップの可能性 AR技術を活用すれば、「リアル店舗はどのように魅力化できるのか?」について、(株)エイベックスでプロデューサーを務める中前省吾氏に伺ったことがあります。 彼は「アンダーグラウンド東京」というコンセプトで、「多彩な裏ショップ」を説明してくれました。 100円ショップの裏では、100万円以上の高級品を販売する

【内容】 スマホでのAR視聴のハードル ARグラスの進化と課題 コンテンツの対応レベル 1.スマホによるAR視聴のハードル 現状でのARデバイスは、スマホの活用が一般的です。 従って、スマホでARコンテンツを視聴するには、ユーザーの能動的なアクションが、何段階も必要になるというハードルがあります。 具体的な視聴プロセスとハードルは、下記のようになります。 ハードル1:「何が視聴できるか分からない」

bottom of page