検索

街のコンテンツ(横丁文化)の継承⑤

これまで横丁文化を継承するための3要件などについて述べてきました。


手間をかけて「横丁文化を継承する効用」とは何でしょうか?単に昭和レトロ風のノスタルジーに浸れるということではなく、


①真の地域活性化への寄与:地域活性化の3段階。まず経済的な活性化、第2に活発な人的交流による活性化、最後に愛着・誇りなどシビックプライド的活性化。横丁文化の継承は第1段階だけでなく、第2第3段階の活性化への寄与が想定されます。


②公開空地などの集客魅力化:快適でも賑わいに欠け、ランチ対応のキッチンカー程度でしか利用されなかった公開空地において「博多屋台街」のような観光来街を含む集客環境化を図ります。


③創造性向上:創造力は個と個、個と場の間に生まれると言います。生業現場としての横丁の多様性こそ創造インキュベーション適地と言えます。


④さらに飲食だけでなく教室、工房、スタジオ、ギャラリーなどの展開を想定することにより、本業と生業とのWワークを踏まえた「ネオ町人」の育成も期待されます。


職人気質の日本人独特の「こだわり生業」が街の至る所で表現・交信していくことは、日本全体の元気化・魅力化につながると考えます。

最新記事

すべて表示

Beyond コロナの都市づくり⑨「コロナショックを考える視点」

Beyond コロナの都市づくり⑨「コロナショックを考える視点」 コロナショックの影響は苦労しながらのテレワーク環境の実装や、それに伴う家と徒歩生活圏の充実ニーズなどの行動変容がまず挙げられます。 これらを背景にインバウンドの蒸発と各種イベントの中止が加わり、観光・エンタメや飲食業など都市型サービス業への大打撃となっています。 様々なビジネスが「オンラインを活用した分散型へのシフト」に伴う混乱とも

Beyondコロナの都市づくり⑧「集客イベント、リアルとオンライン連動の形」

Facebookでのオンラインコミュニティの育成を通じて3000人規模のオンラインイベントに結実させた実績を持つ インバウンドメディア運営の青木優氏( MATCHA代表)にお話しを伺いました。 今回のインバウンドの蒸発という状況に際して業界の底上げという目的と「−99,9% インバウンド観光 逆転のシナリオ」というコンセプトの明確化がムーブメントを生み出すと説かれました。 その上で星野リゾートの星

Beyondコロナの都市づくり⑦「次世代のコンテンツビジネスの考え方」

これからのコンテンツ・集客機能のあり方について 中村伊知哉先生(iU学長)にお話を伺いました。 まず日本の一人当たり所得や国際競争力の凋落を元に「失われた30年」について触れられ、その元凶が技術革新への対応の遅れ(=社会変革)であると断じられた後、コロナ後の世界としてリアルとバーチャルがかけ合わさり、集中と分散とを併せ持った社会イメージを提示いただきました。 そのプロセスで必要なものと不必要なもの

Copyright © FIACS, All Rights Reserved.