検索

街のアイコン

先日 新宿東宝ビルの開発エピソードを伺う機会がありました。


長年親しまれた「コマ劇場」跡地開発は、リーマンショック後の景気低迷期でまだインバウンドの盛り上がり前の厳しい状況下で進められていたそうです。

当初のフッとしたアイディアスケッチから「ゴジラヘッド」は生まれたそうです。

最初は景観的に問題になるのではないか?と思いながら商店街や地元自治体に打診してみたところ、「予想外の好意」に迎入れられ実現の運びになったと言うのです。

周辺の街路整備や街路灯設置協力などを経て「ゴジラロード」の誕生にまで及びます。

もちろん「歌舞伎町」と言う個性的な街並み環境という条件下での成功例ですが、どこも似たような「ツルツル ピカピカ」の近代的なビルの中で異彩を放つ抜群の存在感を発揮していることは確かです。

東宝ビルの開業以降はインバウンドはもちろんファミリー客も増え、すっかり歌舞伎町のアイコンとして定着しているようです。

そういえばニューヨークに開業した「ハドソンヤード」にも「Vessel」という展望台のようなモニュメントが人気を集めているそうです。

他にはない場の魅力を獲得する方法として見直す必要があると実感させるエピソードでした。

最新記事

すべて表示

次世代エリマネ(TCD)の時代⑤ Town Contents Development:街のコンテンツ価値化の展開方策

街のコンテンツを価値化して展開・活用していくためには、インプット&アウトプットを戦略的に設計し、街の潜在力を開発する必要があります。 まずインプットの段階では街のコンテンツ資源を「複層的に見える化」していく視点が必要です。従来の名所旧跡的な観光資源だけでなく、近年ではアニメツーリズムや産業ツーリズム、体験ツーリズムなど様々な視点での集客・観光資源化が可能になっています。世界最大の旅行口コミサイト:

次世代エリマネ(TCD)の時代④ Town Contents Development:街のコンテンツ価値創造の基本方針

よく「まちづくり」の現場から「街の情報発信が不足している」という課題を耳にしますが、相対評価ができていないと認識してしまいます。2020年度のデータ流通量は数千億ギガバイトという膨大な情報洪水の状況です。個人のこだわりや手法を羅列して発信するだけでは、どれほど大量に情報発信したとしても、他の担い手との違いも分からずネタ切れし、効果が現れないのは当然と認識すべきです。【個の魅力はグルーピング&体系化

次世代エリマネ(TCD)の時代③ 需要視点からの必要性

従来のとにかく容積率を追求する集積志向の都市開発が曲がり角に差し掛かっています。成熟社会化に加えてコロナ禍によって、移動・交流/集積・集客/一斉・一律に対する人々の価値観が急速にシフトし、いわば都市の根幹原理である「規模の合理性」が疑問視され流ようになったからです。 WEB 会議の定着やネットショッピングの普及に象徴されるように、オンライン1stを基盤にして「リアルで必要なモノと必要でないモノとの