top of page
検索

街のアイコン

先日 新宿東宝ビルの開発エピソードを伺う機会がありました。


長年親しまれた「コマ劇場」跡地開発は、リーマンショック後の景気低迷期でまだインバウンドの盛り上がり前の厳しい状況下で進められていたそうです。

当初のフッとしたアイディアスケッチから「ゴジラヘッド」は生まれたそうです。

最初は景観的に問題になるのではないか?と思いながら商店街や地元自治体に打診してみたところ、「予想外の好意」に迎入れられ実現の運びになったと言うのです。

周辺の街路整備や街路灯設置協力などを経て「ゴジラロード」の誕生にまで及びます。

もちろん「歌舞伎町」と言う個性的な街並み環境という条件下での成功例ですが、どこも似たような「ツルツル ピカピカ」の近代的なビルの中で異彩を放つ抜群の存在感を発揮していることは確かです。

東宝ビルの開業以降はインバウンドはもちろんファミリー客も増え、すっかり歌舞伎町のアイコンとして定着しているようです。

そういえばニューヨークに開業した「ハドソンヤード」にも「Vessel」という展望台のようなモニュメントが人気を集めているそうです。

他にはない場の魅力を獲得する方法として見直す必要があると実感させるエピソードでした。

最新記事

すべて表示

【内容】 AR実践例での検討 ユーザーの「ハマるマインド」の必要性 フックとしてのリアル・アイコンの必要性 1.AR実践例での検討 私たちの研究会で、AR関係企業などの実践者を招き、現状でのARコンテンツの実践例で、その可能性を検討した事があります。 飲み屋横丁の事例:飲み屋横丁を舞台にして、路地を歩いていると、お上さんの声がけやおすすめメニューなどが、表現される映像です。 リアルで店内を覗くのは

【内容】 1.裏ショップの可能性 2.リアルを起点にしたイメージ拡張 1.裏ショップの可能性 AR技術を活用すれば、「リアル店舗はどのように魅力化できるのか?」について、(株)エイベックスでプロデューサーを務める中前省吾氏に伺ったことがあります。 彼は「アンダーグラウンド東京」というコンセプトで、「多彩な裏ショップ」を説明してくれました。 100円ショップの裏では、100万円以上の高級品を販売する

【内容】 スマホでのAR視聴のハードル ARグラスの進化と課題 コンテンツの対応レベル 1.スマホによるAR視聴のハードル 現状でのARデバイスは、スマホの活用が一般的です。 従って、スマホでARコンテンツを視聴するには、ユーザーの能動的なアクションが、何段階も必要になるというハードルがあります。 具体的な視聴プロセスとハードルは、下記のようになります。 ハードル1:「何が視聴できるか分からない」

bottom of page