top of page

次世代医療モールの時代⑥ 医療マーケティング②

  • 2022年4月6日
  • 読了時間: 2分

実は医療施設におけるマーケティング視点での差別化競争はバブル期にもあったのです。その際には「健康」は付加価値として注目され、ホテルや病院、スポーツクラブなどに併設され、ゴージャスなインテリアで自由診療中心のメディカルブティックなどが提案されていました。現在でも医療マーティングというと①医療の質②アメニティ③人的サービスの三要素のうち②アメニティや③人的サービスに重きが置かれ、ともすると本質的な①医療の質よりも付加的なサービスが重視される傾向にあります。次世代の医療モールとして抜本的に見直す必要があるのは「医療サービスの質」ではないでしょうか。基本的に保険対象医療の範囲では、医師の技術料に差がつくことはありませんから、単純化すると高賃料の立地で高回転(長時間)運営をするか?住宅地などで住居併用施設を活用し、ローコスト&ローオペレーションをするか?しか選択できない訳で、都市型医療モールでは前者を選択されることになります。都市型医療モールが「プライマリーケアに徹する」という位置付けを踏まえると、ここで求められる技術力とは初期の検査力であり診断力になり、高度医療機関との連携力になります。さらに早期診断の有効性を鑑みると、通勤・通学の道すがらや買い物のついでなど、できる限り「気軽に立ち寄れる」立地と雰囲気が有効です。これらの施策を実施した上で、集客のため医療技術の向上に励む研修の仕組みを作り、技術力評価の可視化も有効です。これまでの医療モールのように開業医が寄り合い、受付や待合室の共有化するというレベルではない「共同での取り組み」が求められる時代です。次世代の都市型医療モールには一連の施策最適化に向けたマネジメントが必要なのです。



 
 
 

最新記事

すべて表示
A.体験プログラムモデル メタディベロップメント 13

― 推し核を「体験」として価値化し、短期回収を可能にする仕組み ― 【内容】 第1章 体験プログラムモデルの基本構造と位置づけ 第2章 体験プログラムモデルが成立する価値と収益の構造 第3章 具体的な事例に見る、短期投資回収が可能な収益性 第1章 体験プログラムモデルの基本構造と位置づけ 体験プログラムモデルは、推し核型都市開発における最も基本的な収益モデルであり、同時に他のモデルへと

 
 
 
推し核の三要素 メタディベロップメント 12

【内容】 第一章 「推しのタネ」という土壌をつくる 第二章 推し化する行為と儀式の設計 第三章 応援を資産化する仕組み 第一章 「推しのタネ」という土壌をつくる 本章では、推しが生まれるための第一要素について整理します。 推しが自然発生的に生まれるためには、まず「推しのタネ」となる人材や存在が、継続的に露出し、関わることのできる状態で用意されていることが不可欠です。 ここで重要なのは、完成

 
 
 
推し核構造 メタディベロップメント 11

【内容】 第一章 「誰を推すか」ではなく「推しが生まれる構造」を設計する 第二章 三つの要素が推しを生む 第三章 再現性と持続性をもたらす都市モデル 第一章 「誰を推すか」ではなく「推しが生まれる構造」を設計する 本章では、「推し」が生まれるための構造設計という視点について整理します。 従来の都市開発やコンテンツ開発では、特定の有名人やキャラクター、強力なIPを前提とし、それを「推し」

 
 
 

コメント


Copyright © FIACS, All Rights Reserved.

bottom of page