検索

次世代の都市評価指標⑤ 5つの基本方針

私たち FIACS ではディベロッパーを中心とした民間の街づくり推進者が、積極的にコミットできる評価指標にするため、以下の5点を基本方針として設定します。


  1. 都市評価の対象を街単位とします。具体的には民間事業者が「自分ごと化」出来る様に、エリアマネジメントの範囲に準じた設定が現実的だと考えます。

  2. リアル都市の価値は「多様な刺激(前向き刺激)」にあると考え、都市評価の最重要指標をエリア・ユーザーの「幸せ実感=前向きな心」に設定します。幸せ実感係数はアンケートではなく行動(スマホ)データをもとに定量計測します。

  3. 行動データを含むソフト及びハード条件を「幸せ実感の継続・拡張要素」の視点から指標化します。ソフト・ハード条件の指標については「Well Being City調査」を中心に既存の都市評価指標を参考に設定します。

  4. 最新の心理学の研究成果に基づき「幸せ=生産性向上」と言う効果があると想定します。対象エリアに拠点を置く事業所の経営資源に貢献すると考え、生産性向上分を街づくり推進者に還元する方策を検討します。

  5. 経営資源のプラットフォーム事業として街づくり推進者の貢献価値を見える化するため、幸せ実感及びその継続・拡張要素のデータを定量・指数化し九段階に格付けします。


これらの方針に基づき都市評価指標を継続的に査定していくことで、より多くの人たちがコミットできる「街づくり価値の見える化及び還元する仕組み作り」を目指します。

最新記事

すべて表示

都市開発において当然ですが「建築のあり方」は特に大切です。 ですから設計コンセプトの手がかりとなる「企画・構想(開発)コンセプト」を明確に示す必要があるのですが、逆の流れになっているのが現状ではないでしょうか。 開発プロジェクトは「取り敢えずボリュームスタディしてみる」と称して主要用途を容積率一杯に作った計画からスタートします。何度か、このボリュームスタディを目にしている内に、プロジェクトチーム内

私たちは、コンセプトの抽出にあたって、共創ワークが不可欠だと考えます。共創ワークとは、プログラムに沿った関係者とのグループディスカッションを指します。 共創ワークでコンセプトそのものは抽出できませんが、その前提となる「目指すべきゴール」「現状と事業条件」などの共有を通じて「課題」が明確になります。それに加えて「地域の潜在性・自分達の DNA」の再認識プロセスが非常に重要です。 これまでのように、マ

コンセプトは前述のように思いつきのキーワードでは、関係者内で認識が共有されません。従来のように市場分析で得られたポジショニング提示すれば良い訳でもないため、そのコンセプトに至る方法論を、明確にしておく必要があると考えます。 そこで私たちはコンセプトの位置付けを明確にし、その抽出方法の方程式化を試みました。 まず全ての開発プロジェクトは、課題解決に繋がるという前提で式を作ります。すなわち「A:課題抽