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方策3 法人合同コリビング コリビング ⑧

  • 2025年3月28日
  • 読了時間: 3分

【内容】

  1. 月島荘の試みと若者の成長志向

  2. 法人合同コリビングの設え

  3. 法人合同コリビングの効用

 

 

1.月島荘の実験と若者の成長志向

「月島荘」は乾汽船が運営するシェア社員寮で、業種や職種、国籍、年代の異なる多様なビジネスパーソンが、共に暮らし、お互いを高めあっていく場所を目指しています。

地上8階建ての3棟の建物に様々な企業の社員644人が暮らしています。

各個室は18㎡でベッド、トイレ、シャワー・洗面台が備わっています。

1,300㎡の共用部にはキッチン、ダイニング、ジム、大浴場、マルチルーム、ライブラリーラウンジ、スタディルームなどが配置されています。

「交流促進」「マナー向上」などのテーマ毎に住人代表を中心に分科会を組織し、学生とのワークショップやアイディアコンペなどの自主プログラムが実施されています。

閉鎖的な個別の社員寮でもなく、単なる借上げ社宅でもない「第三の道」として注目されています。

また、就業時間の短縮や有給休暇の取得率の向上など、法整備によって「働きやすくなった職場」ですが、そんな「ゆるい職場」に不安を覚える若いビジネスパーソンが増えていると言われています。

終身雇用の幻想が明らかになり、8割の人たちが転職を前提している時代です。

就職先を選ぶ決め手として、「成長できる環境」がトップで約45%(リクルートワークス研究所調査)を占める状況になっています。

「成長してスキルや経験を獲得することが安定につながる」と考えているわけです。

この様な動向を踏まえて、「法人合同コリビング」を提案します。

 

2.法人合同コリビングの設え

法人合同コリビングに求められる特性は、通常のコワーキングスペースとはかなり異なると想定されます。

従来のコワーキングが「個人・クリエイティブ系・自律系」なワーカー対応であるのに対し、これからの法人合同コリビングは「法人・フツー人・帰属系」なワーカーが中心になるからです。

要するに一般的なサラリーマンの利用を前提に「少し厳しめな環境」にしておく必要があるということです。

スペースデザインもカフェ風だけでなく、より仕事モードやモチベーション向上を支援するライブラリーのような環境演出やサービスが有効ではないでしょうか。

更にはリモートワークに伴う、運動不足や食生活改善に対応する飲食サービスやヨガスタジオ的なサービスなど、新しい福利厚生サービスとなるソフトメニューのニーズも想定されます。

企業研修事業者との連携も有効だと考えます。

 

3.法人合同コリビングの効用

これからは人生100年で生涯現役を覚悟する必要がある時代です。

たとえ転職を前提にして腰掛けのつもりあっても、狭い世界で何年も燻っているのではなく、並行していろいろな生き方を模索し、成長の機会にしていく場を提供してはどうでしょうか。

新卒採用された後の自分の成長と市場価値とを客観視できると、伸ばすべき長所と改めるべき短所が明確になり、仕事のハリに繋がるのではないでしょうか。

なかなか個人では開拓できないでしょうから、法人合同コリビングを活用して、異業種・異分野の人との出会いの場や、新しい働き方や社会事業などのトライアルの場を用意できれば有効です。

副業やワークシェアが前提になる時代に対応して、夕方以降はそちらで時間を過ごしてみると、自らの生き方を問い直す機会になると考えます。

もともと日本人は何事も「道」として打ち込む職人気質があります。

大学の卒業とともに、何もわからないまま入社した会社にしがみ付いたり、青い鳥を探して闇雲に転職するのではなく、いろいろな生き方を確認し、納得した上での選択であれば、自分の適性と可能性を信じて、真剣に努力していくのだと思います。

人生100年&生涯現役時代に「人生を輝かせる舞台」としての法人合同コリビングです。

 
 
 

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