top of page

想定外のポスト2020

  • 執筆者の写真: admin
    admin
  • 2020年4月13日
  • 読了時間: 2分

「ポスト2020」の言葉が持つ意味がすっかり変わってしましました。


FIACSの活動を通じて当初想定していたのは「ポスト東京五輪」としてオリンピック景気後の超成熟社会ニッポンにおける国際競争力は「文化力」にあり、これをを基盤にした都市開発のあり方を模索するつもりでした。

しかし新型コロナ禍を経た「ポスト2020」はこれまで「そのうちに導入したい」としてきたリモートワークやオンラインの会議や授業、診療、なんでもデリバリー、さらにはオンラインでのコンサートや飲み会までを一気に導入体験・実装させてしまいました。

さらに慶應義塾大学の安宅教授の言に従えば「ポスト2020」では「afterコロナではなwithコロナ」時代を覚悟した社会構築が必要だということになります。

これまで最も効率的であった都市の高密集住環境に対して、コロナを始めとする様々な疫病などの安全性を踏まえた「開・疎ハコレス環境」が不可欠になってくるということになります。

その結果としてテクノロジーを活用した柔軟な生活スタイルの可能性を実感するとともに、今までの生活では当たり前だった行動の見極めが急速に進むのではないかと考えます。

具体的には非接触を促進するための「キャッシュレス」はもちろんのこと、「本当に必要なリアル(会議、移動、体験)」とそれ以外、みんなと一緒・横並びなら安心ではなく「個で判断し行動する大切さ」、家と会社とそれ以外のサードプレイスという分類ではなく「家的にも会社的にも使える場所が、街のあちこちにある」等、まさにファーストリテイリングの柳井社長の言葉にある「すべての産業は情報産業かサービス産業になる」という社会変化が急加速されることになります。

IMF専務理事による「世界恐慌以来の経済危機」に直面するとの見通しに接して思考停止しているだけではなく、生き抜いていくための道筋を早急に見極めていく必要があると考えおります。

(どのような開催形態になるかは不確定ですが)6月に予定している FIACS総会に向け2020年度の事業活動を検討するにあたり、上記のような前提を踏まえた活動方針・テーマを考えたいと思います。

 
 
 

最新記事

すべて表示
基本方針 共体験デザイン ⑤

【内容】 第1章 「共体験デザイン」の視点 第2章 「共体験デザイン」の基本方針 第3章 「共体験デザイン」の具体化方策     第1章 「共体験デザイン」の視点 都市開発において「共体験」を軸にした計画を進めるためには、空間・社会・時間・経済という四つの視点から捉えることが重要です。 ⑴空間の視点 都市の価値は「建物」そのものではなく、「建物と建物の間に生まれる生活」に宿ります。ベンチや段差、可

 
 
 
共体験の課題 共体験デザイン ④

【内容】 第1章 都市開発における「共体験」研究の現在地 第2章 都市開発における共体験研究の課題 第3章 展望に向けた問いと今後の方向性   第1章 都市開発における「共体験」研究の現在地 「共体験(Co-experience)」はもともとHCI(ヒューマン・コンピュータ・インタラクション)の分野で定義された概念ですが、現在では都市デザイン、社会学、文化研究、心理学など幅広い領域で活用されていま

 
 
 
共体験研究の変遷 共体験デザイン ③

【内容】 第1章 共体験研究の萌芽と概念の確立 第2章 共体験の社会的接合と都市研究への展開 第3章 共体験の測定・検証と都市開発への統合   第1章 共体験研究の萌芽と概念の確立 都市開発における「共体験」の研究は、1960年代から80年代にかけて、公共空間における人々の行動観察から始まりました。 ウィリアム・ホワイトの『The Social Life of Small Urban Spaces

 
 
 

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。

Copyright © FIACS, All Rights Reserved.

bottom of page