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共感人口 ⑥ 共感人口の創出策⑵

  • 2022年5月30日
  • 読了時間: 3分

共感人口の受け皿となる都市機能として「ソシオ・プレイス」を提案します。商業施設にかわる都市の賑わいの中心になると考えます。超成熟社会化に伴う人々の承認欲求の高まりは、もはや消費では満たされなくなっています。人は「いいね」と「フォロワー」を求めるために、手間とコストを掛けるようになっているのです。西野亮廣氏が「作り上げた料理を提供するレストラン型から、様々な食材を自分好みに料理して楽しむバーベキュー型が価値を持つ時代。お客さんに質の高い発信をさせてあげられるエンタテイメントが必要だ」とコメントしているように[共創価値:プロセスエコノミーの時代]が到来しているのです。

ソシオ・プレイスのソシオとは、FCバルセロナなどの例が有名ですが、構成員すなわちファンから一歩進めた株主的な参画者で、関係人口そのものといえます。ここではソシオを単なるユーザー(消費者)としてだけではなく、共創プレイヤーの立場でもコミットしてもらえる存在と定義します。ソシオと共に質の高い発信をしていくテーマは色々考えられますが、例えば 「みんなで創るneoライフ・ミュージアム」はどうでしょうか?次世代の衣食住遊(neoライフ)に関わるさまざまな生活関連商品やサービスを選び、開発していくプロセスを、共創する場と機会を提供するのです。その選び方、共創開発するプロセスを料理対決やアーティスト・コラボなどの手法でエンタテイメント化し、YouTubeなどでオンライン発信していくのです。単に消費者としてわざわざ都心商業施設に「買い物に行く」のであれば、せいぜい月に2〜3度の外出頻度でしょうが、ソシオとして「新しいライフスタイルの共創に参画する」という口実があれば、週に2〜3度外出して定期的に通っても可笑しくありません。10万人のソシオが集えば、10万人のミュージアム研究員&口コミ・インフルエンサーを獲得できたことになるのです。世界一厳しいと言われる日本の消費者に選ばれ、磨き上げられた商品・サービスが口コミ付きでオンライン上に発信・流通していくのです。玉石混交のオンライン上に圧倒的な品質と話題性とを備えたneo ライフ・グッズ&サービスを紹介・提供していくプラットフォームが形成されることになります。もちろん適正立地は限定的になると考えられますが、次世代の生活文化を選び、開発・表現するライブ会場であり、厳選された商品・サービスがアーカイブされたミュージアムでもあり、都市コンテンツの受発信拠点になります。さまざまなソシオが定期的に通い集う次世代の賑わい拠点の誕生です。現状でこのコンセプトに最も近いモデル施設は若者ターゲットのファッションメディアとしてのポジショニングを確立しつつある「渋谷109」でしょうか。館内にはショップだけでなく、ラボやフードプラント、ライブスタジオ等があり、そこでは販売だけでなく、メーカーとのタイアップや商品開発などのビジネス展開も進められています。



 
 
 

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