検索

ワーケーションの可能性

先日、信州の街づくりについてディスカッションしました。

高崎経済大の井門先生から信州だけでなく雪の深い地方都市はどうしても「夏中心観光」になってしまい、ホテルなどが通年雇用の正社員を維持できず、サービス水準の向上の足かせになっている、

というコメントをもらいました。さらにこの20年来の「個人消費頼り」はもう限界にきているのではないか?これからは「JAL植木社長が提唱する【ワーケーション】のような、新しい働き方=法人需要の喚起が鍵になると思う」とも仰っていました。

ワーケーションとは「ワーク×バケーションの造語で、リゾート地などのサテライトオフィスで働きながら休暇を取る」という考え方です。

政府が進める「働き方改革」と連携し、「ワーケーション推進×地方リモートオフィス整備」が進み、これに都会育ちの子供たちを一定期間地方で受け入れてみる「デュアルスクール制」などが組み合わされると、様々な街・場所で暮らし働いてみたいと言う人達が大幅に増えるのではないか?とのディスカッション結果になりました。

そしてこのような仕組みこそが「優秀な人材を繋ぎ止める新しい福利厚生制度」になると予想されます。

その結果、夏中心観光地の一過性の集客キャンペーンとは異なる【地力】を育むことになり、日本全体の観光サービス水準の向上につながっていくのだと実感したディスカッションでした。

軽井沢など東京と連携した発展を模索する私たちの活動とも共感できると思います。

最新記事

すべて表示

Beyondコロナ16 都市をアップデートする覚悟

「泰平の眠りを覚ます上喜撰、たった四杯で夜も寝られず」 これは江戸末期の黒船襲来を題材にした狂歌です。 もちろん現在は泰平とは言えませんが、非常に今日的な状況を言い当てていると考えます。 コロナショックは未だ治療薬やワクチンが開発されない為、集いや交流という「都市文明」の否定につながるのではないかと危惧されていますが、様々なビジネス分野の方達との対話で見えてきたものは、コロナショックがこれまで日本

Beyond コロナ15 「ディベロッパー思考からの転換」

コロナショックに伴い噴出したさまざまな課題が「実は平成の30年間先送りにしてきた懸案事項であった」という認識を元にすれば、取るべき方向は明確で「リアル&オンラインのハイブリッドの推進」とそれに伴い可能性の広がる「日本バリューの見直し」の2つになります。 「これからどうなると思いますか?」という他力本願姿勢ではなく、これを革新機会として都市開発事業は従来のハードなハコ貸し業からソフト・ハードの融合し

Beyond コロナ14「ハイブリッド化による日本の魅力開花」

コロナショックを経て日本の都市機能がアップデートされることにより、働く場、住む場、遊ぶ場の自由度と選択の幅が広がると共に、様々なリアル&オンラインの相乗効果が期待されます。 オンライン[情報]×リアル[人・場・街]が[ストーリー、感動、価値]につながるスパイラルを生み出します。 リアル&オンラインだからいろいろなアイディアの小商い、イベントが可能になります。 オンラインでの予行演習を経ることで、マ

Copyright © FIACS, All Rights Reserved.