【内容】
1.「共創の公式」による認識共有
2.「共創資料」による視野角長と、「ブースト感のあるコンセプト」導出
3.「プロジェクト・ストーリー」による納得解づくり
1.「共創の公式」による認識共有
関係者の認識共有には、検討プロセスの可視化が有効だと考えます。
まず「①目指すべきゴール」と「②現状」とを明らかにします。
その上で、「①と②のギャップ」として「課題」を抽出するのです。
この課題の「解決方策」を検討するには、
立地やプロジェクトにおける「③リソース」に「④コンセプト」の掛け合わせが、有効になります。
この両者の関係を料理に例えると、「③リソース」は「食材」であり、「④コンセプト」が「レシピ」になります。
このような検討プロセスのワークショップを実施することで、課題やコンセプトに関する関係者の認識が共有されます。
2.「共創資料」による視野拡張と、「ブースト感のあるコンセプト」の導出
単にワークショップを開催しただけでは、既存の知見の積み重ねで終わってしまいます。
ワークショップにおける検討の質を高める為に、様々な先進事例やマーケティング・データなどの「共創資料」による「視野拡張」を行います。
さらに、これまでのプロジェクトマネジメントの経験から得た、「実践的知見」と「戦略思考」による、「ブースト感のあるコンセプト」を導出します。
まちづくりのコンセプトには、みんなをワクワクさせる「ブースト感」が不可欠だと考えます。
3.「プロジェクト・ストーリー」による納得解づくり
ワークショップ得られた知見を、対外的に理解・共感してもらうために、
① WHY:なぜ、そのプロジェクトを推進するのか?
② HOW:どのような道筋でプロジェクトを推進するのか?
③ FUT URE:そのプロジェクトによって、どんな未来が開けるのか?
などのポイントを網羅した、「プロジェクト・ストーリー」として仕上げることが有効です。
このようなプロセスを経て、様々な関係者が「腹落ちできる納得解」としてまとまるのです。
従来のような「正解」のない時代だからこそ、
まちづくりプロジェクトには、「納得解」による「ベクトル・メイキング」が、不可欠だと考えます。
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