top of page
検索

フードロス・ベンチャー

先日 フードテックのイベントに行ってきました。


その日はフードロスをテーマにしたセッションでした。

まずフードロスそのものに対する認識が乏しかったのですが、日本のフードロス量だけでも、全世界の年間食糧支援量390億トンを大きく上回る640億トンに上ると言います。

単に「モッタイナイ」のレベルではありませんね。

家庭からの廃棄だけでなく、生産、流通の全行程でロスが生まれているのです。

後半のいろいろなベンチャーの提案を聞いていると産地と市場、出荷時期などマッチング、他分野への商品転用など様々な工夫で、ロスを削減できそうです。

ヨーロッパを中心に単に「良い事」だから、というだけでなく利益向上、新市場の開発、エンゲージメントなど【イデオロギーとフィナンシャル】とを両立させるエビデンスが確立されているようです。

精神論的な「モッタイナイ」意識ではなく、「効率と精度の高いサーキュラー・エコシステム」を構築するスタンスでの取り組みが待った無しだという認識を新たにするイベントでした。

最新記事

すべて表示

【内容】 街歩きの「テーマ」づくり 見立てアート視点 メタ思考で街を楽しむ 1.街歩きの「テーマ」づくり 街を歩くといっても、ただ歩くだけでは、直ぐに飽きてしまいます。 体力づくりのために歩くのなら別ですが、街歩きを楽しむための「工夫」を持った方が、継続・習慣化できるのではないでしょうか。 簡単にできる街歩きの「工夫」として、「テーマ」づくりが考えられます。 「坂のある街歩き」「アニメの聖地巡礼」

【内容】 これまでの論点整理 「歩ける街」から「歩くことを楽しめる街」へ 「歩く事+αの仕掛け」が、歩いて楽しい街をつくる 1.これまでの論点整理 注目を浴びる「街歩き」ですが、誰でもが気軽に参加できる「実施率の高さ」が重要です。 健康だけでなく、コミュニティ形成や街への愛着、防災まちづくりからイノベーションまで、様々な「街づくり」の促進役として、期待されます。 街あるきの効用については、生活習慣

【内容】 回遊性に関する研究の沿革 回遊性の定義 回遊性の工夫 1.回遊性に関する研究の沿革 「回遊性」という言葉は、1990年代以降、街づくりにおいて、頻出するようになります。 デジタル大辞泉によると、元の意味は、「魚や鯨が、産卵などのために、定期的に移送する性質」ですが、これが転じて、「買い物客が、店内や商店街を歩き回る事」となっています。 「滞留時間と買い物単価とは、比例する」という研究報告

bottom of page