検索

ネットワーク社員の可能性

先日、テレワークに関して大手電機会社にヒアリングさせていただく機会がありました。

先端的な働き方が定着しているIT企業などではなく、どちらかというと伝統的な企業文化の会社です。

2年前から本社2500人を対象にテレワークを導入し始め、半年ごとのテレワーク推進キャンペーンを経て、その制度の利用者が30人、100人、250人と着実に浸透してきていると言います。

最終的には本社社員の10%にあたる250人程度が入れ替わりながら常時テレワークしているようなワークスタイルを目指していると仰っていました。

そうすると計算上は現在のオフィスの90%の広さで十分に足りることになります。

それに加えて業務改革の一環でテレワークと同じプラットフォームを活用し、本社業務の一部を北海道にアウトソーシングするようになり、その経験から「本社社員もいつも出社している必要もないね。地方採用の社員がそのまま地元でテレワークで通常業務をこなし、月に2〜3回本社に出社すれば十分対応できるね」というようなコメントまでいただきました。

このようなネットワーク社員が認められ出すと「大学卒業後に就職のために上京する」といった必要がなくなり、東京一極集中の是正と地方創生が両立するようになります。

このようなワークスタイルの実現がすぐそこまで来ていることを実感させるヒアリングでした。

最新記事

すべて表示

Beyond コロナの都市づくり 11 「Beyond コロナ時代の都心、郊外、田園①」

今回のコロナショックによるテレワークの普及で、最も大きな影響があるのは「暮らす場所の自由度」だと考えます。 もちろんホワイトカラーなど首都圏でも約半数のワーカーに限られますが「どこででも働ける =どこででも暮らせる」という認識が定着しつつあります。 これまでの「会社縛り」から解放され「暮らしたい街」の選択肢が増えます。 逆に言えば街にとっては人口減少社会の中でこれまでの通勤利便性評価だけではない「

Beyond コロナの都市づくり⑩ 「Beyondコロナの条件」

都市が人類の最大多数の価値観を反映する舞台だとすると「移動・交流価値/集積・集客価値/一斉・一律価値」などの価値シフトを踏まえた最適解を考える必要があると思います。 移動に伴うストレスと無駄の実感、オンラインが基本でリアル対面が特別、適正規模のコミュニティやコミットの自覚、一律ではない独自行動の可能性などこれまでとは異なる価値観への対応です。 これまでは量を集めることでの経済性を求めざるを得ない構

Beyond コロナの都市づくり⑨「コロナショックを考える視点」

Beyond コロナの都市づくり⑨「コロナショックを考える視点」 コロナショックの影響は苦労しながらのテレワーク環境の実装や、それに伴う家と徒歩生活圏の充実ニーズなどの行動変容がまず挙げられます。 これらを背景にインバウンドの蒸発と各種イベントの中止が加わり、観光・エンタメや飲食業など都市型サービス業への大打撃となっています。 様々なビジネスが「オンラインを活用した分散型へのシフト」に伴う混乱とも

Copyright © FIACS, All Rights Reserved.