top of page
検索

コンセプト再考 ③ コンセプトの変遷・動向

都市開発は、これまでに五段階の変遷を経ていると考えます。前述したように戦後復興から高度経済成長期の1.0:建てれば売れた時代。2.0:マーケティングの時代。3.0:デザインなど付加価値の時代。4.0:コミュニティなどの時代。そしてコロナ禍を経た5.0:ハイブリッド開発の時代と言う五段階です。

これに対応して開発コンセプトも従来であれば、市場調査や競合分析をした上で、マーケット・ポジショニングを提示すれば、よかった時代がありました。「〇〇なマーケット特性だから〇〇を作る」というポジショニング思考でのコンセプト提示です。それに対して成熟社会化し、基本ニーズが満たされ、 E コマースという新しい競合も含めて、マーケットが飽和状態にある現状では、市場思考で糸口を求めても答えは有りません。そのエリアの特性や事業主体の DNAをリソースにして、その施設からどんなビジョンや提案ができるのか?が価値になってきます。「〇〇な私たちと共に、〇〇な未来を創りましょう」というビジョン共創型のコンセプトが支持を得やすくなってきています。東京ミッドタウンの「ジャパン・バリュー」や虎ノ門・麻布台プロジェクトの「Modern Urban Village」などです。

コンセプトのメーセージの複層化に伴い、関係者に的確に伝達するために、コンセプトも単にキーワード提示ではなく、それを補足する言葉とともに、戦略ストーリー型への変化が求められます。 着目点を示し、方策やプロセスを示し、その成果として得られるゴールを共有する必要があるのです。「〇〇をこう活かすと〇〇になって、〇〇なゴールに辿り着く」という起承転結を示すことが有効です。

最新記事

すべて表示

【内容】 AR実践例での検討 ユーザーの「ハマるマインド」の必要性 フックとしてのリアル・アイコンの必要性 1.AR実践例での検討 私たちの研究会で、AR関係企業などの実践者を招き、現状でのARコンテンツの実践例で、その可能性を検討した事があります。 飲み屋横丁の事例:飲み屋横丁を舞台にして、路地を歩いていると、お上さんの声がけやおすすめメニューなどが、表現される映像です。 リアルで店内を覗くのは

【内容】 1.裏ショップの可能性 2.リアルを起点にしたイメージ拡張 1.裏ショップの可能性 AR技術を活用すれば、「リアル店舗はどのように魅力化できるのか?」について、(株)エイベックスでプロデューサーを務める中前省吾氏に伺ったことがあります。 彼は「アンダーグラウンド東京」というコンセプトで、「多彩な裏ショップ」を説明してくれました。 100円ショップの裏では、100万円以上の高級品を販売する

【内容】 スマホでのAR視聴のハードル ARグラスの進化と課題 コンテンツの対応レベル 1.スマホによるAR視聴のハードル 現状でのARデバイスは、スマホの活用が一般的です。 従って、スマホでARコンテンツを視聴するには、ユーザーの能動的なアクションが、何段階も必要になるというハードルがあります。 具体的な視聴プロセスとハードルは、下記のようになります。 ハードル1:「何が視聴できるか分からない」

bottom of page