このままコロナ禍を経て、バーチャル中心の世界になったらと心配する人が多い。幼い頃テレビでみた烏賊みたいな火星人のように知的生物の成れの果てのように進化してしまうのではと。(笑)
映画やドラマの聖地巡礼が流行っているがあれはバーチャルを求めに行っているのか、リアルを求めに行っているのか。
バーチャルだけだと空虚感が出てしまい、リアルだけだと閉塞感が出てしまう。人は既にその欠点に気がついて、「ミックスドユウス」その中間領域を知的に創造するように進化しているのだろう。烏賊火星人にはならないようだ。(笑)
その中間領域を目指す進化した人々にとって最も大事なのはその扉を開けてくれるインパクトの強い個性である。そして、バーチャル、創造力の基礎となるのが魅力的なリアルな体験であり、街である。
現在のリアルな街の力強さと魅力は予測できない、数式に基づかない際限のない可能性だと思う。特に日本の街は自然発生的に集積した都市で秩序どおりではない。一本先の路地に何があるか、先月と違う街になっているかもしれない。季節や天候や誰といくかや気分次第でもリアルな街が変わっていく。それが面白い。人は予測できないことが好きだ。行かないといつまでも画面の二次元的なもので自分の街とはならない。個性のある街は自分自身で作るものだ。それに気がついた人は街が好きになり、足を運び、創造力を高め、素晴らしいバーチャルも作り出し、新たな中間領域を切り開いていくのだと思う。
だからリアルが好きな人もバーチャルが好きな人も街に行きましょう!
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